音楽の話がしたいのさ

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック

RC、ミチロウ、NYパンク、ストーンズ、マシュー・スウィート、そしてTHE GOD
茨城の北端で半隠居生活中のビンボーでバカでサイテーでクサい55歳の歳の老いぼれパンクが書く音楽話

JUST BECAUSE

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読んだと言えば
コレも。
半月以上かけて(笑)
でもコレは買わなくてもよかったかなぁ。

この手のランキングやセレクション的な特集には目が無いし、テーマも魅力的ではあるんだけど・・・。
選曲のコンセプトがイマイチ掴めないし(フォーマットとしてのロックンロールなのか、スピリットとしてのロックンロールなのか・・・)、203曲という曲数も多過ぎる。

と言いつつ、26名のライターが書いた選ばれた曲の解説に共感したりしなかったりは楽しめた。
あと「第一世代」を取り上げた萩原健太の記事は読み応えあったね。
リトル・リチャードの追悼記事は未読。
近いうち、じっくり読もう。

そして何よりいいのは表紙。
コレが購入の決め手だったかも。
リンゴじゃなくピート・ペストってのもニクイ。



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表紙の元ネタのレコードを聴いてる。

コレはホントに大好きなアルバム。

愛と平和の”でも‟メッセージメイカー”でもない、ロックンロール・シンガー、ジョンがひたすら満喫出来るアルバムだから。






「ビー・バップ・ア・ルーラ」も「スタンド・バイ・ミー」もリトル・リチャード・メドレーも全部がいいけど、なんつってもコレ、俺は。

♪この曲を聴いたのは俺が13歳の時
  いや、14歳だったかな?
  それとも22歳だったっけ?
  ひょっとすると12歳だったのかもな♪

この歌い出しから既にたまんない。

ヨーコに追い出されて向かったロスでの”失われた週末”も終わり、NYへ戻ってデビュー前に唄ってたロックンロールのカバー・アルバムを仕上げたジョンのお別れのメッセージだったんだと思う、この曲は。







♪さようなら
  長い1年だったなあ
  リンゴにポールにジョージ
  ご機嫌いかが?
  みんなおうちに帰ったかい?
  それはよかった♪

2004年のリミックス&リマスタリング盤で初登場した、このリプライズ聴いて、そう確信したよ。

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック」の隠しトラック候補の1つが実はこの曲。
早く作らなきゃ(笑)
  

WE’RE A HAPPY FAMILY

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伊坂幸太郎の本は読むと必ずブログにしてきてると思う。
なんか久しぶりだなと思い遡ってみたら1年半以上ぶり

もうね、字を読むのがしんどい、見えなくて。
でも少し前に老眼鏡、新調したから(笑)

グラスホッパー』、『マリアビートル』に続く、大好きな‟殺し屋シリーズ”の第三弾。
腕利きの殺し屋が度を越えた恐妻家という設定にギミック臭さを感じて、ちょっと身構えたけど読み進めるうちに気にならなくなってストーリーに入り込めた。

「やれるだけのことはやりなさい。それで駄目ならしょうがないんだから」

「できるだけフェアでいろ」

「物事にとって大事なのはタイミングだ」

「笑ってるほうが感じがいいよ」

伊坂作品によく感じる、時代の反映というか同時代性みたいなものは今回も強く感じた。
それは読む自分の心理状態の影響もあるのかもしれない。
でも、優れた?誠実な?いや本気の表現者の表現には本人の意識する・しないに関わらず、何かしらの時代性的なものは反映される筈。
直接的な言葉なんか無くても空気感とか匂い、感触みたいなものが滲み出ると思う。
音楽でも映画でも絵でも何でもそういう表現に俺は強く惹かれる。

『AX』のこれまでのシリーズ2作との大きな違いは主人公である殺し屋‟兜”の私生活、家族がクローズアップされてるところ。

妻のみならず一人息子も含めた兜との関係性、やりとりがとても面白くて楽しめた。
最終章の最後のくだりは全然ドラマチックでもロマンチックでもないけどじーんと来て強く印象に残った。





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‟家族”にちなんでこの曲を貼っておこう。

♪親父は男好き
  お袋は薬漬け
  ケンカが絶えない♪
というとんでもない歌詞だけど。
この歌詞でこのタイトルなのがパンクだなと思う。

実家に住んでた時、このジャケのデカいポスター貼ってたなぁ。
ジャケだけじゃなく中身も1stより好き、俺は。

『AX』読んだら、俺も久々に魚肉ソーセージ(大好物)食べたくなったよ。

trash再発盤について再び

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入手して1ヶ月、はじめて針を落としてみた。

開封はその日のうちにしちゃったけどね。

絶対に、何があっても、食うもんに困っても手離さないからいいの、別に。
聴いてなんぼ。

某大手通販サイトのレビューやらSNSで「コレはマスター音源か?それとも盤起こしか?」という議論が起きてたね。

実は俺も手にするまでは凄く気になってた。
この手のモノの再発でよくある明らかな盤起こしだったらちょっと残念だな、と思って。

で、聴いてみて。

よくわかんない(笑)

「これがこうだから盤起こしだ」
「これがこうだからマスターだ」

目にした人の意見にいちいち「なるほど」と思ってしまって結局どっちなんだろう?って。

俺の出した結論。

販売元から「マスターです!」というアナウンスが無いようなのでもしかすると盤起こしなのかな?と。

でも問題ない、この音なら。
もうどっちでもいい。

いぬん堂が過去に関わった他バンドの幾つかの盤起こし再発CDでの丁寧な仕事ぶりを考えると相当頑張ったのかな?って気もするし、仮にマスターだったとしても「40年近く前のだから劣化してて当たり前」というネットで読んだ意見にも頷けちゃうし。

そんなことより気になるのは友だちが言ってた「革命的日常」の冒頭でみちろうは何と唄ってるのか?ってことの方(笑)
友だちは「♪革命的な一日♪じゃないか?」って言ってたけど、どうなんだろう?

でも、そういう議論が起きたり、物凄い細かいオリジナルとの比較(ジャケの印刷具合とか)がされてたりが嬉しいな。
イヌイ本ともども売れ行きが凄いのも。

未だに‟あの興奮”から醒めてない人がたくさん居るんだなって思えるから。
俺もそうなんだよ、こう見えて。

随分聴いたからね。

B面の「メシ喰わせろ」が始まる前や「アーチスト」のイントロでマイクだかギターがハウる音の音階?を記憶しちゃってハミング出来るぐらいには聴いたから。




えらいこっちゃ!
















びっくりしたなぁ。

いや、ストーンズのは噂になっては居たけど、『山羊あたま』の情報でもちきりでアーカイヴ初期のフィジカル版がバンバン出てる最中だし、ジョニサンのもRSDでのがあったから聞くと納得だけどまさかの日本盤あるし、ルー・リードのなんか寝耳に水。

ストーンズはアーカイヴ・シリーズが始まってからずっと待ってたヤツ。
当時、ブートビデオで散々観たんだよね、コレ。
スティール・ホィールズ・ツアーのでは俺が観た中じゃコレがナンバー1。
『AT THE MAX』より東京ドームのより。
ブルーレイじゃなくDVDでいいけどCDも欲しいなぁ。

ルーのはイメージに忠実なアルバム(ギター2本にベース、ドラムのシンプルな編成にモノローグのようなヴォーカルが乗る的な)では一番の出来だし、俺もルーの全作品で3本の指に入るぐらい好きだから超楽しみ。
わざわざ2枚にしたレコードの音質が気になる。

ジョニサンのは逆にレコードでしか持ってなくて、そのレコードも手に入れるまでいろいろあった作品だから感慨深いな。
やっと「ケセラセラ」(曲の方)が俺の手元に来る。

それにしても、この3つ、なんでリリース日が同じなんだろ?
まるで正月と誕生日とクリスマスが一辺に来ちゃう気分。

それとストーンズのアーカイヴ、ここまで来たらアレを期待しちゃうなぁ。
2003年3月10日の日本武道館。

俺の目の黒いうちに!
さて、いつまで?


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音楽があれば大丈夫

昔、15年以上前、ひとり娘が大好きだったモー娘。関係のライヴに足を運んだことが何度かあった。
革ジャンにパンクのTシャツ着て(笑)

ある時、確かさいたまスーパーアリーナの時、スタンド席からアリーナ席のひとりの客に目が留まった。
見た目で言うと、典型的なオタでそれまでの俺が冷笑的に見てたタイプの人だった。
その人は一心不乱に唄って踊ってた。
こんな嬉しそうな人間見たことないってぐらいの顔で。

それまで意味もなくこういう人たちを小馬鹿にしてた自分を恥じた。
その頃から俺は、たとえ自分が興味がない、理解出来ない、好きじゃないもの(音楽に限らずね)に夢中になってる人を馬鹿にしたり批判したりしなくなった。
向こうから見れば俺だって同じだもんね。
なんで自分の方が上だと思うんだ?馬鹿は俺だよ、って。

そこまで、言うなら人生や生活に影響を与えるレベルで夢中になれるものがあるのって幸せなことだと思うんだよね。
そんなものを持たない人がたくさん居るのも知ってるから。

時を前後して5回ほど通ったフジロック。
コレも俺のくだらない固定観念を変えてくれた。
お目当てじゃないアーティストが凄く良かった時の驚きと感動を何度も何度も味わった。
スカパラ、ナンバーガール、アラニス・モリセット、渋さ知らズ、モーサム、陽水、ケミカル、ゆらゆら、スーパーカー、ハナレグミ、キーンetc

音楽には上も下も、良いも悪いもない。
あるのは好きか嫌いかだけ。
人じゃなく自分が。

この頃から俺はジャンルに拘らなく、良いものは良いと本当に思えるようになった。


「全ての音楽愛好家に幸あれ」(中村キヨシ)

「どこにも行けなくても音楽を聴くとどこにでも行ける」(久家隆)

ここ数日に震えた大好きなバンドマンの言葉。







今日の記事タイトルは前のブログでも使ったことがある、この動画に出てくる客の言葉。
コレもぶるっときたんだよねぇ。

今年は残念なことになっちゃったけど、またいつか。
そして、もう13年も行ってない俺もひょっとするとまたいつか。



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コレ聴こう、久々に。

02年、最終日の昼下がりにフィールド・オブ・ヘヴンでこの曲聴いてる時、俺の少し前でお父さんに肩車された小さな女の子が笑顔で体揺らしてるのが視界に入った。
ちょっと涙出たよ。

音楽があれば大丈夫。



私が選ぶライヴ盤9選 +1

#私が選ぶライブ盤9選



おウチ時間が長い所為なのか、そそるお題が次々と出てくるなぁ。
こういうの考えるのが大好きな俺も意外とコレはやってなかった。
やらずに居るのは無理だったよ(笑)


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ROLLING STONES 『LOVE YOU LIVE』

LOU REED 『TAKE NO PRISONERS』


まずはこの2枚。

両者ともキャリアに比例して、あるいはそれ以上にライヴ・アルバムは多いけど、共に十八番スタイルとは言い難い異色作的アルバム。特にルー・リードの方は。

ストーンズのは当時、傾倒してたファンクを通り越してアフロ?サンバ?の方まで行く勢いの他の時期には類を見ないほどパーカッシヴな感触がたまらない。
よく言われるエルモカンボも勿論いいけどラストの「悪魔」がひたすら圧巻。

ルーの方はサックス、鍵盤、女性コーラス(ゴスペル風味)入りの大所帯編成で大胆に原曲を崩し、唄わずに喋りまくるオリジナル・ラッパー状態。この喋りが密な雰囲気の客にもバカウケ。
いつか、きっちりとした対訳ついた日本盤が出るのを望む。
「コニーアイランド・ベイビー」の感動的な演奏は夢に見て実際に涙出たぐらい好き。




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AEROSMITH 『LIVE BOOTLEG』

RAMONES 『IT’S ALIVE』

逆にこっちは、どちらもバンドの全盛期を捉えた代表作と言っていい2枚。

エアロもラモーンズも、どのスタジオ・アルバムよりも好きかもしれない。
「WALK THIS WAY」の乱暴に突っ走るカンジ、例のカウントさえ入らず続くラモーンズのケツ2曲。
サイコー。





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OTIS REDDING 『LIVE IN EUROPE』

DONNY HATHAWAY 『LIVE 1972』

共に尋常じゃない熱を帯びたブラック・ミュージック2枚。

主役だけじゃなくMG’s、ウィリー・ウィークスやコーネル・デュプリーといったバックを務めるバンドが凄いところや「愛しすぎて」や「きみの友だち」で聴ける客のアツいアツい反応も共通してる。
アタマからケツまでアホみたいに盛り上がるんじゃなく、要所要所で必然的に、自然発生的に盛りあがる客の雰囲気がいいなぁ。




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RC SUCCESSION 『RHAPSODY』

山下達郎 『JOY』

FRICTION 『DUMB NUMB CD』

日本モノ3枚。

RCは「指輪をはめたい」の熱演が強烈な『KING OF LIVE』も日本のロックがはじめて成熟とノスタルジーを得た『TEARS OF a CLOWN』も好きだけど、やっぱり盤から汗が噴き出してるようなコレ。

ヤマタツは俺の守備範囲外みたいなアーティストだけど「情熱はジャンルを超えて伝わる」と思わされた作品。
元々それほどあったワケじゃないけど、ジャンルへの拘りをきれいさっぱり吹き飛ばしてくれた。
あと伊藤広規のベースがどうにも凄すぎる。

フリクションもツネマツ期の数作、ローマのヤツ、達也入りのヤツ、いずれもいいけど1枚選ぶとコレかなぁ。
強靭なリフレインという俺がフリクションで一番好きな部分が強く感じれるから。
ラピスとヒゴヒロシの2本のギターが絡んだりぶつかったりがめちゃくちゃスリリング。

ツィッターでは「9枚」って言ってたけどキレが悪いのでもう1枚(笑)





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the GOD 『Live Concert 2019』

またかよ?」って言わないでね(笑)
だってホントにすごいんだから。

近年、幾つか過去のGODのライヴ音源を聴かせてもらえる機会があったんだけど。
どれもよかった、物凄く。
それでも俺はコレが一番好き。
そして、いつの日かこの続きが聴ける日を心待ちしてる。

シワが刻み込まれてもブレない英国紳士

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43年という時間は決して短くはないってことを痛感。
でも‟いい顔”だと思う、俺は。
キースやイギー、それにthe GOD同様に。

どういうふうに生きてきたかが刻み込まれた顔っつうか、ね。
カッコイイと思う。

何度も言ってることだけど俺はこの人が苦手。
いや、ポール・ウェラーがというより、ブリティッシュ臭が強いモノがってことだね。
もっと前の時代のザ・フー、キンクス、後輩格のブラー、オアシスとかも。

近所のリサイクルショップで『サウンド・アフェクツ』と『ザ・ギフト』を共に500円で見つけて考えを改め出したのが1年ぐらい前のこと




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ジャムの2枚と同じく500円で手に入れたコレはもしかするとジャムより好きかもしれない。

ジャム解散後にポール・ウェラーが結成したSTYLE COUNSILの2nd『OUR FAVOURITE SHOP』(85年作)

彼が元々持っててジャム後期からどんどん顔を出し始めた黒人音楽指向が全面展開されたアルバム。

TV番組やCMなどで使われたり、バブリーな時代だった所為もあって、日本では‟お洒落”な音楽という見方が強かったと思う。
ジャケでわかるとおり、バンドが打ち出したイメージもスタイリッシュでジェントリーだったし。
まあ、ウェラーはジャム時代からスタイリッシュな人ではあったけど。
でも、その一聴すると洒落た音に乗せて唄われてたのはこんな内容。


♪役所の時計台の鐘が鳴る
  時間を尋ねる人はもう居ない
  誰も彼も居なくなってしまった
  
  店の看板には‟閉店”の文字が
  今という時代を象徴する言葉さ
  何もかにもが消えてしまった

  その一方ではパーティー三昧のヤツらが居る
  いやしい商売人が手ぐすねを引いてる
  市井の人たちの財布に手を突っ込んで得た金で
  もう一儲けするつもりなんだ

  丘に登って見てみなよ
  ‟通貨主義”ってのが見える筈さ
  地域社会を、それに家庭をもぶち壊す
  後には何も残らない
  みんな消えちまったんだ♪









♪世の中なんて変えられないと思ってるのか?
  この挑戦を受けて立て
  指導者が俺たちに唱えさせる‟民主主義”なんて
  この体制下に存在すると思うのか?
  立ち上がって宣言するんだ
  おまえが国際主義者であることを♪









♪運命には逆らえない
  権力には従わなきゃならない
  人々がそう思い込んでる限り
  そして、捻くれ者やそれで得をする連中に助長されて
  この国にはびこる無関心の風潮が消えない限り
  この暗黒世界の責任は誰が取る?
  結局、それは俺たち自身なんだ
  でも変えられる
  壁は崩せるんだよ♪






「パンクを捨てて軟弱になってしまった」
「ジャムなんて知らないけどお洒落で素敵」

どちらも嘲笑うようなまったくと言っていいほどのブレの無さ。
カッコイイ。

ポール・ウェラーは今でも真っ直ぐなんだろうか?
ちょっと気になる。

イギー・ポップのアルバムを5枚選んでみた(LA MOSCA篇)





こんなの知ったらやらずに居られるかってことで俺も投票。

結果は・・・。
1~5位までは妥当というか当然というか順位まで含めてほぼ予想どおりで言葉は悪いけど面白くない。
ただし、そこから下位、下に行くほど面白くなっていく。

『ブラー・ブラー・ブラー』や『ゾンビ―・バードハウス』などは意外に順位が高かった。
中でも『アメリカン・シーザー』のトップテン入りは嬉しかったな。

逆にイギー&ザ・ストゥージズのリユニオン盤、『レディ・トゥ・ダイ』が24枚中24位だったことにびっくり。
その6年前のザ・ストゥージズのリユニオン盤、『ザ・ウィヤードネス』より全然良くて出た当時、大興奮して聴いてたんだけどなぁ。

この情報を教えてくれたしみーさんが言うように「母数を考えると5位以下はたまたまというか、違うところでやったら結果も変わるかも」ってことなのかもしれないけど。

投票は1人5枚。順位は無し。
で、俺の選んだ5枚は。

funhouse
いつも言ってるけどストゥージズ、イギーのみならず、すべての激しいロックの中で個人的には未だ世界一。
レコードという器を超えてしまいそうな規格外作品。

RAW POWER
ストゥージズとイギー&ザ・ストゥージズの違い。
それはひと言で言うと曲のキャッチーさ。
ジェィムス・ウィリアムスンの作曲センスが光るアルバム。
ジャケも含めてトータルでキャッチー。

THE IDIOT
ボウイとのコラボ作では断然、こっち、俺は。
『ラスト・フォー・ライフ』と比べると音の質感が特異。
ロックの範疇を超えた不可思議さ。
後の世代に与えた影響も多大。

AMERICAN CAESER
86年以降の好調期の頂点。
バラエティに富みつつ統一感がある。
イギーにも迷いが無い。

POST POP DEPRESSION
まさかの此処に来ての大傑作。
69歳で代表作にして自身最高のチャートアクションを記録する作品作ったヤツなんて他に知らない。

なんか当たり前だね。
つまんねえな(笑)

真面目に考えずに直感でもう5枚。

PARTY
本人も大嫌いだという‟低迷期”アリスタ時代のアルバム。
俺は大好き。アイヴァン・クラールもいい曲を残したと思う。

INSTINCT
スティーヴ・ジョーンズはアイヴァン以上にイギーと相性が良かった。
もう1枚くらい一緒に作って欲しかった。

AVENUE B
惜しむらくは、たぶんサービス精神(イギーの悪い癖)で余計な要素を入れてちょっと散漫になってしまったこと。「シェイキン・オール・オーヴァー」はこのアルバムには要らなかった。

READY TO DIE
先述のとおり、個人的には好き。
『PPD』が出るまではコレが最後の傑作かも?って思ってた。



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もう1枚が24枚に入ってないグレー・ゾーンのコレ。
ある意味、『ロー・パワー』収録曲以上みたいな曲が幾つもあるデモ音源集。
多数あるこの手のアルバムでもコレが一番好き。








なんで、こんなすごい曲、オフィシャルで残さないかなぁ。
そういうところがイギーっぽくて好きなんだけど(笑)

みちろうと最も思想を共有した男

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約二週間前に読了。
手にしてから一週間で。

発刊のアナウンスを聞いた時から多大な期待をしてたけど、十二分にそれに応えてくれた。
イヌイジュンがザ・スターリンの話を書いて面白くないワケがないもん。

たとえば枚数や動員を考えると、ザ・スターリンは今より活動中の方が断然人気があった筈だ。
当たり前だけど。
でも、まだ日本のロックやパンクの黎明期(メジャーなフィールドではね)だったからなのか、情報量は全然今より少なかった。
当時のマイナーからメジャーに進出してったバンドの中では群を抜いて多かったとは思うけど。

それでもスターリン・ファンは情報に餓えてた筈。
少なくとも俺はそう。
数少ない情報を手掛かりにあらゆる妄想をしてた。
「みちろうは何をどう考えていたのか?」
「金子アツシが居た頃はどんなだったのか?」
「シンタロウはどういうヤツだったのか?」
「タムの貢献度は?」
そして「イヌイジュンの脱退と復帰のいきさつは?」

近年はネットの普及も影響してか、かなり様々なことが明らかになってきてる。
この本はそれの決定打だろうね。

結成前のぶどう園の日々、宮沢正一、ネーミングの由来、初期の伝説的なGIGの詳細、メジャー・デビュー時期の諸々、そして解散。

妄想どおりだったり、まったく違ってたり。
そんな細かい話まで?ってことまで書かれてる。

あくまでジュンちゃんの視点からの記述で、コレが書かれたのはミチロウが居なくなってしまったからだとは思うけど・・・。

でも、こういうのを書けるのはもうイヌイジュンしか居ない。
彼が居なくなったら、もう誰にも書けない。
そう考えると読めて嬉しいし、書いてくれたことに感謝だよ。

この手の本にありがちな、やたら故人を称えるモノになってないのもよかった。
逆に‟死人に口なし”的にミチロウを自分の都合よく利用して書いてもない。
自然体で対等なカンジで書かれてる。
それにリアリティを感じれた。
確かにミチロウはすごいヤツだったけど神様でも何でもない。
理論的な戦略家というイメージあるけど行き当たりばったりだったり感情的になったりがあって当然。
あの頃は大人だと思って見てたけどまだ全然若かったんだから。

あと、今回改めて気づいたのは、ジュンちゃんが離脱してた時期が、まんまザ・スターリンの人気絶頂期だったこと。
『STOP JAP』ツアーから『虫』のツアーが終るまで。
綺麗にすっぽり抜けてる。

それもあって、今はともかく当時はジュンちゃんの重要性は認知度が低かったかもしれない。

随分前、過去に書いてたブログに書いたことあるんだけどみちろうと最も思想を共有したメンバーはイヌイジュンだと思う。
徳間期のプロデューサーにしてその後、マネージメントを手掛けた加藤正文が、この本の最終章(もしかすると、この5章が一番ぐっときたかもしれない)で言うとおり。

物凄い大雑把な言い方すると対外的なイメージで最重要だったのはシンタロウで、音では(特に人気ピーク時は)タムで、思想的には(つまりバンド活動全般)ジュンちゃんだったのかもしれない。

そういうのも含めてこの本は後世に正しくザ・スターリンが伝わっていくのに重要な1冊だと思う。

何度でも、暗記出来るまで読みたい。






さけて通ることはある でも見失うことはない

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昨夜から繰り返し聴き続けてる。

さかなの『夏』(1991年リリース)

さかなに関しては、西脇がまだTHE GODに在籍中だった88年の1stアルバム、『洗濯女』と翌89年の『マッチを擦る』を聴いたきり(どちらも、特に『洗濯女』は大好き)気にはなりつつスルーしてて2年前に98年作の『LITTLE SWALLOW』を聴いて自分でびっくりするぐらい気に入っちゃったというのがこれまでの経緯。

『夏』はこないだの真冬(笑)、2月22日にお茶の水駅前のユニオンで見つけた。
嬉しかったね、出会えて。
コレ、キャプテンがナツメグのディストリビューションをしてた時期の作品で宝島とかにも広告載ってて悩んで手にしなかったヤツだから。
およそ30年越しで購入達成。

『LITTLE SWALLOW』聴いた時は初期2作とのあまりの変化に驚いた。
無国籍で時間軸も捻じ曲がった雰囲気で心地良い浮遊感たっぷりだった初期と違い、地に足が着いて‟今、此処に居る”ってカンジだった。
それに何よりポコペンの唄に血が通ってるというか温かみを感じた。
すごい乱暴な言い方すると‟まとも”に聴こえた。
ある意味、普通の女性ヴォーカルもんにも聴こえるし(本当は違う)

『夏』は時期的なもんもあって初期2作に近いんだけど、その初期の特徴でもある‟唄も楽器、音の一部”的なところから『LITTLE ~』のような歌モノ的な世界に向かい始まってる雰囲気も感じる。

こうなると、この間にある作品も聴きたいよなぁ。
それと『LITTLE ~』以降も。
とりあえず、次は『LITTLE ~』の1つ前、97年の『MY DEAR』を聴いてみたい。
オリジナルメンバーの林山人が5年ぶりに参加したアルバムらしいし。

そうそう、この『夏』はプロデュース、エンジニア、ミックス(と本業の鍵盤も2曲)を担当したエマーソン北村は勿論、林山人のドラムがスゲー気持ちいい。

硬くて締る山人のドラム、大好きなんだよね、俺。

早く『MY DEAR』見つけなきゃ。
プロフィール

LA MOSCA

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