音楽の話がしたいのさ

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック

RC、ミチロウ、NYパンク、ストーンズ、マシュー・スウィート、そしてTHE GOD
茨城の北端で半隠居生活中の老いぼれパンク(58歳)が書く音楽話

SEE NO EVIL

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2ヶ月ほど前に携帯音楽プレイヤーを買った。

使いが粗くて電気製品を長持ちさせない俺が14年も持たせた先代が壊れたから。
少しの間、数ヶ月は「もう要らない」と思ってたけどやっぱり欲しくて。
カセット→CD→MD→MP3と形は変われど、ずっとソニーのウォークマンを愛用してきたけど今回はお手頃価格の外国製。
それで全然、充分。

今度のはスピーカー機能が備わってるから庭でゆめ吉と遊ぶ時にも聴けたりして存分に楽しんでる。
14年も経つと機械の進歩も著しくて先代より全然容量大きいからバンバン音源入れて日替わりでいろいろ聴けていいね。
画像のアルバムもリピート率の高い1枚、いや2枚組だったね、コレ。



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コレはずっとオリジナルのカセットテープで聴いててCDは持ってなかった。
カセットサイズだったから良かったのに無理矢理CDサイズにしたジャケ(色合いも・・・)もそそらなかったしね。
先々月、久しぶりに御茶ノ水に行った時に見つけて入手。
確か800円とかそんなカンジ。

日付けが78年としかクレジットされてないけど、ずっと8月のボトムラインでの最期の6日間と言われてて俺もそう思ってたし、ライナーにも”そうであろう”って書いてあったけど3月20日の同じNYのマイ・ファーザーズ・プレイスという説もあるみたい。
言われてみると2005年に正式音源化された同年6月のサンフランシスコの醒めた雰囲気とは違った熱気がある気もする。

そうそう、ライナー。
30年以上前だから仕方ないけど間違いが幾つもある。
1曲目の「THE BLOW UP」が「FIRE ENGINE」の改題曲なのにヴァーレイン作のオリジナルって記載されてたり・・・。
コレは俺でもカバーと知ってた。
まあ、でもそんな間違いも時代を感じて楽しめるけど。

いつも思うし言うことだけど、やっぱりベスト・トラックは「LITTLE JOHNNY JEWEL」だね。
スタジオ・バージョンの何倍も凄い。
あとは「FRICTION」~「MARQUEE MOON」の流れとか。
あまり良い印象のなかった「KNOCKIN’  ON HEAVEN’S DOOR」が意外に良いなと思ったり。
客の反応だけじゃなく演奏自体も熱いなぁという想いは変わらず。
それが凄くいい。








この曲もいいなぁ。
コレは曲が凄くいい、っていうか好きだからな。
このアルバムより断然音がいいSFのライヴに入ってなくて残念だった曲の1つ。
というか筆頭。

何回も言ってるけど初来日公演で本編ラストにこの曲が始まった時の記憶は未だに鮮明。
ホントにゾクゾクしたもん。
もう31年も前なのか・・・。
てことはヴァーレインはまだ42歳で俺は27歳・・・。
随分、時間経っちゃったんだな。
ヴァーレインも居なくなっちゃったし。
でも、まだ飽きない。
全然。

役に立たない音楽


音楽は役に立たない。
役に立たないから素晴らしい。
役に立たないものが存在できない世界は恐ろしい。

坂本慎太郎によるこの言葉をここのところネットで何回となく見かけた。
俺は知らなかったんだけど2011年の発言らしい。
12年も前だけど未だ有効というか今の方がより切実な意味を感じるというか。
最後のところとかね。

凄くもっともだと思ったよ、俺も。
て言うか、役に立つとか立たないとか考えて音楽聴く人なんて居るのかな?って。
居るんだろうな、まったく気持ちはわからないけど。
人が何を思って何をするかに口は出せないし出す気もない。
ただ個人的な意見を言わせてもらうとそういうのは嫌い。
大っ嫌い。

役に立つ・立たない、メリット・デメリット、音楽だけじゃなく映画でも本でも美術でも何でもそんなふうに考えて接するなんて寂しいよ。
冷たすぎるっていうかね。

何もかもとは言わないし俺も絶対に出来ないけど、何か1つ、自分が大好きなものぐらい理性先行ではなく本能的に行けないかな?って。
得も損もなく、理屈抜きで聴きたいから聴く。

大体”役に立たないものが存在出来ない世界”なんて言ったらトップバッターで退場しなくちゃいけないよ、俺が(笑)
それは嫌だ。



 
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少し前に縁あって聴けたコレ。

約1年前に井手痛郎、ヤマジカズヒデ、カンノシュンジの3人によって結成されたMOZUのデビュー・ライヴを収録したオフィシャル・ブートレッグ。

リーダー、井手の人力ドラムンベースみたいなイメージで始まったらしいけど何とも得体の知れない、やたらと気持ちよくてヤバい音楽になってる。

















CDはサウンド・エンジニアを務めたタバタミツルによって、もっと”強い”音に仕上がってて更に刺激的。

コレ、理屈要る?
要らないと思う、少なくとも俺は。
なんか知らないけど体が反応してもっと聴きたくなる。
説明は不要、そして不用。
何の役にも立たないと思う。
でも俺の本能は欲してる。


あちこちから想い出したようにジョンの声

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この曲のリリース情報を知った時、真っ先にアタマに浮かんだのは「ああ、松村雄策はこの曲を聴けないんだな」ってこと。
馬鹿な、しみったれた発想かもしれない。
でも、それを考えたのは俺だけじゃないと思う。

最後の曲なのに。
あんなに好きだったのに。

彼がこの曲を聴いて何を感じるか、どう書くか知りたかった・・・。









最初にネットで聴いた時はイマイチ引っかからなかった。
やっぱり「フリー・アズ・ア・バード」、「リアル・ラヴ」に次ぐ三番手の曲だからな、とか感じて。
でも、こうして盤でじっくり聴いてみるといい。
聴くごとに良さを感じると言うか。

賛否を呼んだAI使用とか「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」と「ビコーズ」のコーラス導入など最新技術の感触も確かにあるけど「あ、ビートルズだ」と感じる瞬間もある。
歴史に残る偉大なバンドのビートルズじゃなく、ただのバンドとしてのビートルズを。

あと歌詞ね。
この言葉が向けられた相手としてポールが浮かんじゃうのは俺の病的な深読みなのかなぁ?
78年というデモ制作時期を考えるとヨーコではない気がするんだけど。
間違っててもいい。
俺はポールだと思って聴きたい。
それがビートルズ最後の曲に相応しいと思うから。

今日の記事タイトル。
勿論、シオンの「12月」の歌詞だけど、先日、奥さんが「もう、あちこちから聞こえなくなっちゃったね」と言ってて。
あちこちに行ってないから真偽のほどは定かじゃない。
仮にそうだとしても嬉しくもないし悲しくもない。
俺はまだ聴く。
それだけのこと。
「死ぬまで」とかは言い切れないけど、まだ聴きたいと思ってるから。



地獄の閉幕

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このレコードを買った時のことは鮮明に記憶してる。
小6の晩秋、いわき市にあった大黒屋という百貨店のレコード売り場。
休日に親に連れられて頻繁に出向いてた店で、俺はいつもレコード売り場か隣接する書籍売り場にべったりだった。

当時、LPは2500円だったけどコレは2枚組だから確か4000円。
ねだって買ってもらえたことがあまりなかったし、値も張るからそんな欲もなくただ手に取って眺めてたら親父が何故か「それ欲しいのか?」って気前良くポンと買ってくれた。
そしたら、それを見てた、3つ下だったから小3だった妹が泣き出して。
結局、妹も何か買ってもらったと思うけど、その時の妹の泣きじゃくる顔を強力に憶えてて。
妹に対する後ろめたさとか罪悪感を感じたことってたくさんあるけどコレもその1つ。
もう親父も妹も大黒屋も消えて20年以上経つけど未だに忘れられない・・・。

同じ年の春に『地獄のロックファイヤー』を買ったのが俺の初のロックのレコードでコレはまだ4~5枚目だったかもしれない。
この頃がキッスの全盛期だったし、年末に俺がキッスにハマる切っ掛けになった「ヤング・ミュージック・ショー」が再放送されたりもして、もう夢中だった。
年明けにお年玉で『勝手にしやがれ!!』を買うまでは。







最期もオープニングはこの曲だったみたいだね。
俺も大好きだし、少し前のレココレのランキングでも1位だったよね。
結局、キッスはライヴを観ないでEXPOだけ行った。
それに相応しいバンドだと思うし後悔はしてない。
俺にとってキッスはウルトラマンや仮面ライダーからロックへ連れてってくれたおとぎ話みたいな存在だから。

レコードは帯もポスターもタトゥー・シールもとっくになくてボロボロだし、今やCDで聴けるけど大事にずっと持ってるつもり。

スタンダードになったおとぎ話







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12月だね、また。

この曲とはおかしな出会いをしたんだよな。
俺の生まれ故郷の高萩市出身でパイディアでベースを弾いてたRONちゃんって人が居るんだけど、彼が80年代後半にポーセリンというバンドで下北屋根裏のライヴを収録したソノシートを出して。
最後の曲の後に小さい音でこの曲の出だしが流れてる。
ライヴ終了後のBGMだと思う。
さっきクレジット見たら88年2月のライヴだった。
てことはリリースされてすぐぐらいだね。

俺、ずっと誰の何て曲か知らなくて。
それでも印象的でずっと憶えてた。
震災以降、高円寺に頻繁に遊びに行ってた時期、クリスマスシーズンだった時にそっちでもこっちでも流れててやっと認識出来た。
もう35年も前の曲だけど俺にとってはまだ、ほんの10年弱の”新しい曲”
世間的にはもう完全にスタンダードのようだけどね。

そんな訳でポーグスは観たことないし、アルバムも2枚しか持ってない。
でも知れて、聴けてよかった。
そして、そんな俺でもショックだし寂しいよ。

自分の番が来るまで続くんだろうな、このカンジ。
キツいけど慣れて麻痺して平気になりたくはないね。

We Not Soldier

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以前も何度か書いたことあるけど、この日も感じたこと。

NONと良次雄が昔(30年以上前)とまんま同じに見える瞬間があった。

先週の水曜、11月22日の高円寺ショーボートのライヴでのこと。

勿論、ふたりが年月を重ねてきたことはこの9年間見続けてきてちゃんと理解してるし、それを肯定どころか、そこに今の良さを(物凄く)感じては居る。
でも「あ、そうか。今は2023年なのか」とあらためて気づくというか。
俺もつるつるでスベスベの20代じゃなく皺くちゃで白髪だらけのアラ還なんだっけって(笑)



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過去を振り返るとかなぞってたとかではなく。
現にこの日のセットリストの11曲中7曲は復活以降の曲だった。
居たり居なかったり、山あり谷ありを経つつ、あの頃と矛盾なく繋がってる、継続してるんだなぁと感じられた。
それが凄く嬉しかったんだよね。



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(photo by プリティ)


ライヴはここ数回の絶好調さが反映された素晴らしい内容だった。

ヒョウ柄ジャケット(ヤスさんのおさがり)でキメたNONはこれ以上ないぐらいにロックンロール・バンドのフロントマンを体現してた。
個人的には今現在、日本で一番ヒョウ柄が似合う男はこの人だと思ってる。



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(photo by プリティ)



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Hagalの歌うようなベースはもはやthe GODに欠かせない個性だし、キヨシの全体に合わせて変化していくグルーヴも絶妙に冴えてた。

前記事で触れた良次雄とキンちゃんのコンビネーションは観るごとに密接になってて、2本のギターの絡みが気持ちよくてずっと聴いてたくなった。

何よりメンバー全員が楽しんでプレイしてるのが伝わってきて観てるこっちも楽しくなれた。
それが一番だよ、やっぱり。



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特に良かった曲は「ブルースをやりましょう」と「らせん階段のブルース」
バンド全体のノリがばっちり嚙み合ってて聴き心地サイコーだった。
どっちも個人的にアルバムでは突出して好きな曲ではないんだけどライヴだといい、いつも。
ライヴってそういうもんだよね。
どの曲をやったかよりどうやったかの方が肝心。

あとは「ギターショップのあの娘」に顕著だったフロント3人のお立ち台合戦とか「鐘」での良次雄の執拗なリフに反応したキヨシの笑顔とかも印象的だったね。






コレもね。
良次雄のぶっ太いギター、キンちゃんの小気味良いリフ、Hagalのウキウキするベース、キヨシのどっしりしたドラムにトッポく軽快に乗るNONの歌。
ホントにサイコー。

今日の記事タイトル。

「らせん階段」のラップ?のパートで良次雄がアドリブで入れたフレーズ。
聞き逃さなかったよ。
”今”を強烈に感じる一言。

2023年、40周年の〆に相応しいライヴだった。
来年は復活10周年!


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2023.11.22. 高円寺SHOWBOAT 降りしきる夜

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ずっとポジティヴな気分で居られた夜だった。

DEEPCOUNTははじめて観たけど、キレッキレのリズムに乗る雄弁なペットと強い意志を感じる言葉が気持ちよかった。



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またしてもゴキゲンだったthe GODについては後日。

あ、ひとつだけ。

昨夜、あれは「台湾経由」だったかな?
良次雄→キンちゃんの順にソロを弾くパートで良次雄がソロを弾かずにずっとリズム刻んでて。
「先に弾け」ってキンちゃんを指差して、キンちゃんが「え?俺が先?」って顔しながらも嬉しそうに余裕で途中から弾き始めた。

俺、楽器出来ないからよくわかんないけど”上手い”ってこういうのを言うんじゃないかな?
指が動くとか手数が多いとかも凄いことなのかもしれないけど個人競技じゃなくバンドだしね。

ミスしたとかしなかったとかどうでもいい、俺は。
大事なのは聴いてて自分が持ってかれるかどうか。
昨夜も持ってかれたよ、思いっきり。

あらためてthe GODはいいバンドだと思ったし、凄くいい状態なんだと思う。
続きはたぶん来週に。

夜をありがとう

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昨夜、ブログ書いた後にコレを聴いた。

『ANOTHER GREAT CD FROM THE DAMNED』
そしたらANOTHER GREAT RECORDもあったよな、と思い出して。



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レコードの方は81年がオリジナル・リリース、俺が持ってるのは85年の再発日本盤。
CDの方は87年リリースの西ドイツ盤、Big Beatのヤツ。

このコンピはややこしい。
まず、ジャケが間違い探しレベルで違う。
デイヴだけ写真が入れ替わってる(帯で隠れてるラットは変更なし)
この手のはバンドは関与してなくて「レーベルが勝手にリリースしたもの」と言ってるけど、デイヴがクレーム入れたんだろうね、きっと。
「俺、あの写真は嫌だ」とかなんとか(笑)

選曲もレコード時代から国や時期によって微妙に違うみたいだけど基本的にレコードはチズウィック期のみ、CDは権利関係がクリアになったのかスティッフ~ブロンズ期までになって12曲から18曲にヴォリュームアップ。

CDでオミットされたのは「JET BOY,JET GIRL」とコレ。







ジェファーソン・エアプレインの「WHITE RABBIT」のカバー・シングルのB面。
RABBITとRABIDは語呂合わせかな?
人気曲でも無いと思うけど、何だか妙に好きな曲。
「JET BOY~」共々、なんでオミットしちゃうかなぁ?ってカンジ。







CDに追加された曲では「DISCO MAN」とかもいいけど何と言ってもコレが好き。
84年5月、レーベルが決まらず自主リリースされたシングル。
キャプテン抜ける寸前。
この曲だけ作曲クレジットもキャプテン単独。
ポール・グレイもここまでは居たのかな?



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CDのブックレットに載ってた写真。
カッコイイ。
この部屋に住みたい。

「THANKS FOR THE NIGHT」、ライヴで「IGNITE」と続けてやってくれたりしたら嬉しいんだけどな。




オオカミ爺さん





もうさすがに無いかと思ってたら、また覆した。
いったい何度目?

オオカミ少年健在。
少年じゃないけど(笑)
オジサン、いや、もうジイサンだな(笑)
まったく呆れたバンドだよ。
嬉しくて頬緩みっぱなし。

ちょうど1年前、延期の末に実現したオリジナル・ラインナップでのリユニオン
ダムドのオリジナル4人はパンク最強と個人的には思ってるけど、でもスキャビーズ、センシブル、ヴァニアン期も紛れもないダムドだからな。
オリジナルとは別なバンドだけど、それも、またダムド、みたいな。
全然、オリジナルより期間長いしね。

俺は1stだけじゃ物足りない。
ひょっとすると思い入れ的にはこの3人時代の方が強いかもしれない。
だから、2017年にはじめてライヴ観た時(遅っ!)もブライアンはともかくラット居ないのは凄く寂しかった。

しかも今はベースがポール・グレイだし。
オリジナル除けば最強のラインナップの復活じゃないかと。



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昨夜、嬉しくて引っ張り出したのはコレ。
ブロンズ・レーベル期、つまり『ストロベリーズ』前後のシングルやデモを集めたコンピ。
おそらくメンバー非公認。

正規アルバムを揃えてない俺みたいなヤツは持ってなくていいモノかもしれないけどジャケがカッコイイから(笑)
ラットはジョージ・コックス、キャプテンはマーチンを履いてるし、デイヴは妖しさ全開だし、ポールの髪型は寝ぐせみたいだし、とにかくサイコーだよ。

この写真はじめて見たのロッキン・オンだったな。
部屋に貼ってた、ずっと。


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覆しも今度が最後かなぁ?
それとも、またケンカ別れすんのかなぁ?(笑)

ホントに来日するなら是非とも観たい。





バラ色の宇宙

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ストレンジな一日。

予想してたとおり何の成果もなかったし少し怖かったけど、やるべきことだったし一歩ずつ先に進まなきゃならないからな。

帰りの電車で食べた駅弁美味かったしね(笑)




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ストレンジな音楽を聴いてる。

コレを手に入れたのは昨年か一昨年だったと思う。
要はマスクしてレコード屋に行く時代になってから。

4年前に出た『のれないR&R』を気まぐれで聴いたら凄く良くて過去作も聴いてみたいと思いつつ数年が経過して・・・。

割礼に限らず、若き日に気になりつつ取りこぼしてきたバンドを拾い集めたい気持ちは強くある。
残り時間を考えて焦ったり、焦って聴いても楽しくないから(今の)自分のペースで聴いて行こうって考え直したりの繰り返し。




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この89年のメジャー第一弾はジャケのインパクトもあって強力に憶えててたまたま見つけたから。
林山人が在籍してた頃のとかも聴きたいけど、それはいずれ何処かで出会えたら。










早川岳晴のチェロと後にメンバーとなる山際英樹のシンセも印象的なアルバム2曲目。
唯一、聴いてた過去作『LIVE’88』の冒頭にも入ってたね。







アコースティックギターが効果的でどこかシド・バレットを思い起こさせる中盤の曲。
俺のモスト・フェイバリット。

時期やメンバーが違っても一貫してるゆらぐ音も勿論いいけど割礼の個性は宍戸幸司の独特の節回しというかメロディの乗せ方。
かなりストレンジ。
でも気持ちいい。

それにしてもこんなヤバい音楽がビクターという超メジャーからリリースされてたなんて今思うと驚きだな。

正しい時代だったのか?それとも狂った時代だったのか?
正しく狂ってたってことかもね。






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