1つ前の記事を読み返してふと思った。

キースやイギーやチャボは今、どんな想いで「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」や「アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ」や「雨あがりの夜空に」をプレイしてるんだろうな?って。

あとはこの人のコレも。






パティ、ほとんど歌ってないけどね(笑)
共に70年代初頭に言葉を武器に世に出た同士、仲間と言っても過言じゃない故人の歌。
代わりに歌うレニー・ケイはソロ・アルバムで彼の詩を歌いその後、バンド・メンバーだったこともある。


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この詩人の80年の1stアルバムは2月にお茶の水ユニオンで見つけたばかり。
ずっと欲しかったレコードの1枚。

パティがミュージシャンの枠に収まらないようにジム・キャロルも詩人の枠には収まらなかった。
表現方法が1つじゃ物足りなかったというか表現しきれなかったんだろうね。







‟NYパンク”というジャンルで語られることも多いけど曲に依っては同時期のガーランド・ジェフリーズ辺りに近い雰囲気もあったりして、当時、ストリート・ロックとか呼ばれたアーティストと並べた方がわかりやすいかもしれない。

そんな中でも死んでしまった仲間たちのことを饒舌に、畳み掛けるように、吐き捨てるように歌うこの曲は一番パンク的かも。







パティが‟同期”ならこっちは先輩、大先輩との共演。
リード・ギターはロバート・クワイン!
そういえばルーのヒストリー映画『ロックンロール・ハート』にも登場してたね、ジム・キャロル。



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ドラッグ、かっぱらいに強盗、ホモ売春、挙句の少年院送り。
13歳から16歳までのジム本人の日記ってことだけど、このへヴィーなテーマがユーモラスにあっけらかんとした語り口で綴られた傑作。
後の映画は個人的な意見を言わせてもらえばクソだったけど本はサイコー。

ヴィヴ・アルバ―ティンの本を読み終わったら再読しよう。
2009年以来だな、読み返すの。