音楽の話がしたいのさ

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック

2020年12月

RC、ミチロウ、NYパンク、ストーンズ、マシュー・スウィート、そしてTHE GOD
茨城の北端で半隠居生活中の老いぼれパンク(58歳)が書く音楽話

もっとドーデモイイゼ

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今年、一番聴いたレコード。

レコードじゃねえな、CDか。

アルバムだね、ライヴ・アルバム。

ライヴ自体は昨年だけどリリースは今年。

聴いてびっくりしちゃってさ、最初。
こんなスゲー演奏してたのか!って。
1曲目の「DODEMOIIZE」でテンパっちゃったから、現場では。
the GODのライヴの時にはよくあることだけど。
ラモスカ、いつもテンパってる!(笑)

とにかく確実に回数は一番聴いた。

ブログにしたのは、えーと、今日ので5回目。

このアルバムを手にした頃を境に世界が様変わりしてしまった気がして、情報が交錯する中、自分を見失わないで居るのが大変な1年だった。
このアルバムに随分助けられたよ。

確かに酷い、危機一髪な状況だし、慎重に、真剣に考えて行動しなきゃヤバいのはわかってる。
能天気でパーな俺でも。

でも、慎重に深刻にも大事だけど悲観的に、暗くなりたくはない。
暗くなったら負けだよ。
江戸アケミもそう言ってたもん。

ドーデモイイゼの精神で。
ロックンロールでぶっ飛ばせ、だ。
モア・ドーデモイイゼ。




豚に真珠がのさばってる

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ちょっと複雑な想いも抱きつつ、でも、まあスルーも出来ずに入手。

「ザ・スターリンがピール・セッションに出演した時の音源」
そんなウソを吐きたくなるような(時代や状況を考慮すれば)高音質。
『絶望大快楽』レベルのモノを想像してたから。

演奏内容も思ってたのより全然いい。
全編に亘って絶妙なカンジで入ってくる金子アツシのモノと思われるバッキング・ヴォーカルにメチャクチャ興奮させられる。
これぞスターリン。

みちろうは、やはりと言うか当然、歌詞(出来上がりきってなかったのかもしれない)や曲順(「解剖室」のイントロで‟サル!”って言ってるよね?)を間違えてるし、金子のギターは途中までオフ気味だったりするけど、そんなのまったく気にならない。

特によかったのはジュンちゃんのキマりまくる変則ビートとシンタロウの不穏に泳ぐベースの上で金子のギターがフリーキーに暴れる「電動コケシ」、前半でみちろうが歌詞を唄わずに唸ってる「解剖室」辺りかな?

タイトル不明の未発表曲は「コルホーズの玉ネギ畑」っぽいビートのちょっとユーモラスな曲でコレもなかなか。
曲名は「善良な市民」じゃないのかな?

このライヴ盤を聴いて改めて思ったこと。
ザ・スターリンはバンドだった。
当たり前なこと言うようだけど、当たり前でもない、実は。
激しいメンバー・チェンジを経て、後半になればなるほどバンド色が薄れていったのがスターリンだったから。

後期にみちろうがよく言ってた「スターリンはバンドというよりメディアだ」というのもバンドらしさを維持出来なかった苦肉の策だったのかも?なんてちょっと思った。
それぐらい、此処でのスターリンはバンド。
絶対にみちろう=ザ・スターリンではない。

この手のモノは今後も出るのかな?
もし、そうだとしたらいつか、81年5月21日の新宿ロフトのヤツ出してほしい。
そんなに数を聴いてるワケじゃないけど、俺が聴いた中ではベストかもしれないライヴだから。




知らない人について行かないで、たとえクリスマスイヴでも

ここのところ、斉藤和義を聴き直してる。

と言っても俺が聴いてたのは(マニッシュ・ボーイズを除けば)2013年の『斉藤』と『和義』まで。

思うに、コレはせっちゃんに対してだけじゃないんだけど聴かなくなった原因は俺の方にある。
おそらく、その後も変わらずいい作品を作り続けてるんだろうけど、こういうコンスタントに活動してる人についていけなくなっちゃった、俺が。
もっとゆっくり、そうだな、5年に1枚、いや10年に1枚ぐらいのペースじゃないとついていけない(笑)
ただ、それを嘆いたりはしない。
無理なんか絶対したくないから。
だって、そんなのちっとも楽しくないもん。
俺は音楽を聴くことを楽しみたいから。
誰の意見にも惑わされずに、踊らされずに、地に足つけて自分のペースで聴きたい。



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せっちゃんにどハマりする切っ掛けになったのがコレ。
2004年の12月、武道館での弾き語りライヴを収録した『十二月 in武道館 ~青春ブルース完結編~』

正確に言うとこのCDじゃなく完全収録のDVDの方だけど。


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確か、コレを聴いた/観たすぐ後にライヴ観たんだよ、代々木公園かなんかで。
弾き語りのフリー・ライヴ。

この世代でトップ・クラスと言っていいほどの詩人だし、メロディ・メイカーとしても素晴らしい人で唄も当たり前にいいんだけど。

何と言ってもギターなんだよね。
弾き語りだとそれがあからさまにわかる。
文字通りの意味で上手いのは勿論だけどセンス。
特に右手。
ピッキング。
コレはもう努力でどうこうなるレベルじゃなく才能だと思う。

CDでオミットされた曲に素晴らしいのがたくさんある。
中でもピッキングのアクセントの付け方が天才的な「どうしようもない哀しみに」とテレキャスのカリカリした響きがたまらない「約束の十二月」はなんでCDに入れなかったかなぁってほどの名演。

CDにも収録された曲では「真夜中のプール」の12弦の耳心地よい音色や「何処へ行こう」のエンディングの壮絶なカッティングがサイコー。
「何処へ行こう」~「僕の踵はなかなか減らない」の流れがアルバムの方のハイライトじゃないかな?
今日の記事タイトルに拝借した「僕の踵~」の歌詞は今回あらためて聴いても凄いと思ったね。

聴かなくなってしまったこの7年間に出た作品にいつかどこかで無理なく出会えたらいいな。





Down To Kill Like A Mother Fucker

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JOHNNY THUNDERSといえば、少し前に縁あってコレが手に入った。

1977年3月、ロンドンでのライヴ・アルバム、『D.T.K. Live at the Speakeasy, 15TH MARCH 1977』(82年リリース)の完全版。

DVDやデモ集との3枚組で2005年にリリースされた(出たのは知ってたけどジャケがイマイチだったので見送ってた(笑))うちの単独アナログ盤。
初版は2009年だけど俺が入手したのは2018年に再発されたカラーヴィニール。

実はこのアルバムはレコードも持ってなかった。
前記事に画像貼った『L.A.M.F. REVISITED』との2in1CDを持ってたのみで。
それまでは83年に出た日本盤を友だちに録音してもらったカセットテープで聴いてた。
そして3枚組の詳細もろくすっぽ知らなかった俺は、今回のレコードを聴くまで、このライヴが2セットからの抜粋だと言うのも知らなかった・・・。

そんな俺が言うのもなんだけどコレは名演にして名盤。
HEARTBREAKERSの最もいい瞬間が収められてると思う。
少なくとも俺は数ある彼らのライヴ作で一番好き。
何なら『L.A.M.F.』より好き。
13年近く前に選んだ個人的ベスト100にも『L.A.M.F.』は選ばずにこっちを選んでた。







「Chinese Rocks」はラモーンズより、リチャード・ヘルが唄ったのより、『『L.A.M.F.』のより絶対、コレがカッコイイと思う。

1986年、夏、In The Midnight Hour

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RCの話をあと少し。

この『TEARS OF a CLOWN』という86年8月の野音でのライヴ・アルバムは思い入れ強い1枚なんだけど、そのトップに収録されてたのがコレ。








実際のライヴの1曲目は「ロックン・ロール・ショー」だったみたいだけど、アルバム、映像共にこのウィルソン・ピケットの代表曲のカバーで始まる。

カッコイイなぁと思って聴いてたけど、コレを聴いた時はまだオリジナルは知らなくて。
でも、このライヴは観てないんだけど、コレの1ヶ月前にツバキハウスで観たジョニー・サンダースで実はこの曲を聴いてた。







ツバキに先だって行われた青年館公演で演奏されたのはブートを聴いて知ってたけど自分も聴いてたのを知ったのはつい最近(笑)

86年夏に東京で同じ曲をカバーした清志郎とジョニーは1年半後の88年2月に東京で出会う。



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このカバー・イベントで意気投合して、そのままクロコダイルのティアドロップスのライヴに揃って飛び入りし、‟あの”『カバーズ』のレコーディングにゲスト参加してそのまま帰国したという(清志郎が荷造り手伝ったって話もある・笑)伝説の夜。

そして、その3年後、91年に再び日本を訪れて、最終公演には清志郎も飛び入りしたツアーを終えてニュー・オリンズで息絶えたジョニー。
翌92年にはMG’sをバックに従えて再びこの曲を武道館で唄った清志郎を観たっけ・・・。

ジョニーの貼ったバージョンが入ってるCD探さなきゃ。

ちなみに『TEARS OF a CLOWN』は俺の初CD。
そして、次に買ったのはコレだった。


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卒業してしまった学校のような気がする夜

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いよいよ、遂に。
‟待望の”と言っても過言じゃないと思う。
少なくても俺はずっと待ってた。

ただ、正直言うと手放しで喜べる内容では無い。
見解の相違じゃ済まないデーター的に間違った記述が幾つもあった。
この雑誌にしては詰めが甘かった気がする。
カラーページが無いのも寂しかったし。
でも今井智子の愛情こもったヒストリーや松永良平の共感するところ大な音楽論はとてもよかったし、よくぞ聞いてくれた、よくぞ話してくれた春日‟HACHI”博文のインタビューは読めて本当に嬉しかった。
そして何よりもサイコーなのは表紙だね。




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清志郎、チャボ、リンコ、コーちゃん、G₋2の5人組RCの最高傑作は『BLUE』という意見が大多数だろうし、俺も異論は無い。
あの‟密”な雰囲気と音は絶品だと思うし、バンドの一番いい瞬間が収められた名作だとも思う。
けど、曲の粒揃いの良さではこっちかもしれない。
「音が貧弱」というよくある意見も確かにそれはそうなんだけど、曲に依っては(「トランジスタ・ラジオ」とか「体操しようよ」とか)この軽い音が合ってるような気がする、個人的には。
それに何と言ってもこれから昇っていくバンド独特の一丸さが強く感じられるところがたまらなくいい。
誰ひとり迷ってないというか、全員が同じ方向を向いてるカンジ。






「子供の頃さ、綺麗なメロディーが聴こえてきてワケもなく哀しくなったりしなかった?なんかああいうカンジがあるんですよね、オーティスの歌というのは。メジャーな歌を唄っても哀しみがにじみ出ちゃうというかさ、そういうのがすごいなって思った」

渋谷陽一の本、『ロックは語れない』での清志郎のオーティス・レディングに関する発言。
そっくりそのままのことをRCに感じる、俺は。

♪卒業してしまった学校のような気がする夜♪

アップ・テンポで軽快なこの曲の必殺のこの一行がそれを大いに物語ってると思う。
そしていろんな側面があって、そのそれぞれに愛着はあるけど、そこが一番好き。
何十年経とうが、他の人たちにとって風化してしまおうが、今もずっと。




Let’s Go Steady One More Time





WE HAD IT ALL」は『女たち』のデラックス盤で陽の目を見た。
テイクはお馴染みのと違ってたけど。
お馴染みの方のがいいんだけど、それでも公式リリースは嬉しかった。

次はコレだろ?
『エモレス』のデラックス盤に絶対入れてほしい。
実は「WE HAD~」も同じ時期らしいからこっちはオミットされちゃうのか?と心配。

『STONE ALONE』と『TORN AND FRAYED』(どっちも音はある)もいい加減見つけなきゃ。
アイコ・アイコで2in1のCDを手に取って置いてきちゃってから既に約30年(笑)

あと、この曲のオリジナル(サム・クック)も必ず。



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2月に茶水で連れて帰ってきたコレで代用しよう、今夜は。
女性ヴォーカルは当時のプロデュ―サー、クリス・キムゼイの奥さんらしいね。
なかなかいい味出してるんだよなぁ。


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60周年が見えてきた。
ワン・モア・タイムだぜ、キース。

77年目の12月18日に・・・。

誰もが誰かを必要としてる

やっぱり俺には音楽の話が出来る仲間が必要だ。
たとえ、不安と恐怖で未曾有の日々の中でも。
どんな時でも。

なんと1年以上ぶり
職場で顔は合わせてるし、222も一緒だったけど。
でも、仕事中はじっくり話せないし、222にしたって、もう1年近く前だもんなぁ。

ストーンズ、ジョニサン、ヒロト&マーシー、ダムド、ビートルズ、清志郎にミチロウ、ニール・ヤング、ツェッペリン、フリクション、T‐レックス、ルー・リード、それに勿論the GOD。

そして、最近はブラック・ミュージックにハマってるというKクン。

マディ、ジョン・リー、レイ・チャールズ、オーティス、ダニー・ハサウェイ、スライにP‐ファンクetc。


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俺の大好きなこの映画の話も出た。

思い出したのが、この映画が好きという複数のかつての友人たち。
車好きの幼馴染はカー・アクションがサイコーだと、日曜はホコ天に踊りに行くと言ってた高校のクラスメートはダンス・シーンがカッコイイと、そしてギター弾いてる先輩はスティーヴ・クロッパーが!って。
あらゆる要素が詰め込まれてるからね。

俺はと言うと、冴えない気分の時に観て元気もらってた。
コメディ的なところ、粋な台詞、そして勿論、音楽。






「お前を離さない」に乗って登場した二人が唄い出すコレが数ある劇中歌の中でもベストだろうね。
マーシー、the GODがライヴで引用して、ストーンズが武道館で演奏したR&Bの名曲中の名曲。


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映画では完奏しないけど、このサントラにはフルで収録されてたこの曲も個人的にはハイライト。






この2曲だけじゃなく、「シンク」も「ブーン・ブーン」も「スウィート・ホーム・シカゴ」も「監獄ロック」も他のすべての曲がサイコーにカッコイイ。

そして最初に観た頃にはわかってなかったことがストーンズやRCを通して‟そういうことだったのか!”とだんだんわかってくる喜び。

そういう話が出来る仲間が俺には必要で、実際に今現在、居るってことは何物にも代えがたい幸福だな。

冴えない気分とはほど遠いけど、近々、また観よう、ブルース・ブラザーズ。
話をすると聴きたく、観たくなる。
だから俺は音楽の話がしたいんだよ。



ビートルズのマイ・ベスト Vol.1,2

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昨日は最初、ジョンのことを書こうと思ってた。

レココレに触発されてソロ曲のランキングを考えた。
さすがに80曲は選べねえやと10曲選んだら当たり前過ぎてつまんなくて(笑)
じゃあ、ビートル・ジョンの10曲は?と考えて選んだら、更に当たり前過ぎでもっとつまんなかったから止めた(苦笑)

それとは関係なしに、最近、初期ビートルズのマイベストを選曲して聴いてるな、と今日思い出して。
せっかくだから書き残しておこう。

『BEATLES my best vol.1』

01.アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
02.エニタイム・アット・オール
03.オール・マイ・ラヴィング
04.ジス・ボーイ
05.アンド・アイ・ラヴ・ハー
06.ロング・トール・サリー
07.プリーズ・プリーズ・ミー
08.ロール・オーバー・ベートーヴェン
09.アイ・コール・ユア・ネーム
10.ユー・キャント・ドゥ・ザット
11.アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
12.P.S.アイ・ラヴ・ユー
13.シー・ラヴズ・ユー
14.ツイスト・アンド・シャウト



『BEATLES my best vol.2』

01.ノー・リプライ
02.シーズ・ア・ウーマン
03.涙の乗車券
04.アイ・ニード・ユー
05.アイル・フォロー・ザ・サン
06.ミスター・ムーンライト
07.アイ・フィール・ファイン
08.アクト・ナチュラリー
09.バッド・ボーイ
10.今日の誓い
11.アイル・ビー・バック
12.夢の人
13.イエス・イット・イズ
14.アイム・ダウン



やっぱり、つまんねえなぁ、ありきたりで(笑)

でも、vol.1の03~06の流れがなかなか良かったり、「涙の乗車券」が大好きだったのを思い出せたりして。
すごい久々にまとめて聴いたからね。

気が向いた時に続き(vol.6まである)を書いてビートルズ・マイ・ベストを完成させよう。





小春日和

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暖かいを通り越して暑かった。

でも楽しかったな。








前にもこの曲使ってブログ書いてるけど、また。
つうか以前のブログでも書いてるな(笑)
でも今日は書いてもいいよね?

ドアーズの曲でトップ3に入る、コレは。
他2つは個人的にドアーズ最後の曲と思ってる「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」と、コレと同じく『モリソン・ホテル』に収録されてる「太陽を待ちながら」



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この紙ジャケCDは10月にジャニスで掘り起こしてきた。
‟Vinyl replica”もいいんだけど、そのジャケに直貼りしちゃうのがアバウトなアメリカン・テイスト(笑)

ドアーズと言うと初期、特に最初の2枚が語られることが多くて、俺だって好きだけど、好きな曲を考えると中期~後期の曲の方が多いかもしれない。
トップ3にあと2つ足すと「スパニッシュ・キャラバン」と「タッチ・ミー」だと思うし。
まんま、コレのB面だね(笑)

俺、『モリソン・ホテル』、レコード持ってないんだよな。
いつか手に入れたい。
たぶん、ドアーズのアルバムで一番好きなのコレだから。





何でだ!

GISMの『DETESTATION』にはトラウマつうか苦い想い出がある。

昔、四半世紀ぐらい前に日立駅前に中野の某オー〇ディーズ系の中古レコード屋があって。

当時、俺は手持ちの日本のインディーズものを少しだけ残して手離そうと思ってた。
何でか知らないけど。

で、売った、この店に。
ガスタンク、トラッシュ(バンドの方)、ゾルゲ、ボアダムス、アサイラムetc
ADK、AA、ヴェクセルバルグ、トランス、ナゴムなんかのもあったと思う。

金は今同様無かったけど、取り立てて切羽詰まった状況でも無かった筈なんだけどね。
もしかすると‟こんなの持ってるのはカッコ悪い”と勘違いしてたのかも。

でも、全然種類の違うカルメン・マキ&OZやクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンもこの店に売った気がする・・・。

やっぱりよくわかんない、自分でも。

それで、ある時、ギズムとカムズ(『NO SIDE』ね)も売ろうと思い立った。
この2枚に関しては‟高く売れるかも?”という皮算用もあったと思う。

「1000円ですね」
意外な金額の提示。
ちなみにカムズの方は800円とかだったかもしれない。1000円以下。

それでもせっかく出向いて持って行ったから、こんなの要らないし、と売ってしまった。
「ギズムがあの店で10000円で売ってた」と友だちに聞かされたのはその数日後のこと・・・。

あれ以来、俺はレコードは売ってないと思う。



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『DETESTATION』が世界一斉再発された一昨日、久々に行った友だちのレコード屋で俺が買った1枚。

ギズムをはじめ、日本のハードコア・バンドの活動の切っ掛けになったであろうDISCHARGEの1stミニ・アルバム。

『ヒア・ナッシング・シー・ナッシング・セイ・ナッシング』は買ったけどコレはカセット・コピーしか持ってなかった。

ハードコアなんてほとんど聴かない、リリースから40年近く経った今、何で買ったのか?
自分でもわかんない。
何でだ?










カッコイイ、というよりスゴイな。
『ヒア・ナッシング~』よりこっちの方が好きかも。
何でか?
わかんない。

You Know They Say It’s Only Insane

前記事に自分で書いたことで思い出した。

ずっと愛聴してるROOSTERSのマイ・セレクト・アルバム。

01.ゴミ
02.撃沈魚雷
03.C.M.C.
04.BARIUM PILLS
05.FLASH BACK
06.CASE OF INSANITY
07.カレドニア
08.ニュールンベルグでささやいて
09.IN DEEP GRIEF

『INSANE』、『IN NÜRUNBERUG』、『C.M.C.』の、いずれもフルアルバムじゃない3つをまとめて1枚の架空のアルバムをイメージしたもの。

コレが『à-GOGO』の次の3rd、オリジナル・メンバーの最後の作品として出てたら・・・的な妄想。

「ゴミ」は同時期の録音で後に『GOOD DREAMS』に収録された曲だったね。
‟あの”驚異のボックスに収録されたらしい「GO FUCK」を入れるとしたら何曲目がいいだろう?

選曲されてない曲、『INSANE』の4曲は『à-GOGO』の次に12インチで、『IN NÜRUNBERUG』と『C.M.C.』からの計3曲はシングルのB面とかCD化のボーナストラックとかで出せばいい(笑)

シングルは俺なら「C.M.C.」を切るね。
「ニュールンベルグ」は12インチでロング・バージョンを出すのもいいかも。

楽しい妄想(笑)





一番好きな曲ではないかもしれないけど、やっぱり特別な1曲。
2004年のフジロックでは真ん中ぐらいにこの曲が演奏された。
マイクが倒れてもそのまま唄い続けた大江を観て目が潤んだっけな。



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もう届かない、もう帰らない






少し前にツィッターのフォロワーさんが貼ってくれてはじめて聴いて受けた衝撃がなかなか醒めない。

1985年2月17日といえば、『Φ(PHY)』のリリースから2ヶ月。
リリース・ツアーの音源と思われるのに、アルバムではスロー・テンポだったのを早くもアレンジを変えて性急なテンポで演奏されてる。

つうか何?この異常なまでの緊張感は?
ギリギリで切羽詰まった大江の声。

データーによると、この翌月、3月15日の東横劇場のライヴの後に大江は再入院してバンドには戻って来なかった。


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メンツ的に一番なのは間違いなくオリジナルの4人。
バンドとしてのピークは俺個人の意見では『ニュールンベルグ』の頃だと思う。

でも、1つの作品としてはコレが別格で好き。
聴いた当時の自分の状況、状態も大きいとは思うけど、俺にとって音楽を聴く、好きになるっていうのはごくごく個人的なことだから。

アタマの「VENUS」からケツの「PUNISHMENNT」まで一個もいじらずに飛ばさずに聴きたい、いつも、未だに。



心の列車

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パティ・スミスの本ってどのぐらい刊行されてるのかな?

『バベル』、『ジャスト・キッズ』は持ってて、あとは本人が書いたのでは2000年に出された全歌詞集だけかな?

一昨日に手に入れた出たばかりのコレを読み始まった。

『ジャスト・キッズ』の続編的な回顧録。
あれはロバート・メイプルソープとの物語ってカンジだったけど、こっちはフレッド‟ソニック”スミスとの話っぽい。

ある目的を持って大雑把な計画で旅に出るところから話が始まる。
ロードムーヴィー的な展開にいきなり引き込まれてる。
場面が目に浮かぶようなパティとフレッドの会話。

「具体的な土地、そこで会った人々。経験した出来事。
 大切な死者たち、かれらとの思い出。
 目的地を知らないままに。
 心の列車は自由に連想をつむいでゆく」

どこぞのインフォで目にした‟ルー・リードへの言及に辿り着くのが待ち遠しい。

タイトルのM Trainとは実際にNYのパティの生活圏を走る地下鉄の路線のことらしいけど、本人曰くMIND TRAINという意味もあるそうだ。

とりあえず、コーヒー呑みながら読みたくなる。
パティみたいにブラックとは行けず少しだけ砂糖入れちゃってるけど(笑)

この曲聴こう。







水平線に陽が昇り
光が再び踊ってるように見える
行こう、太陽が光り輝くところへ
行こうよ、友だちならば
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LA MOSCA

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