音楽の話がしたいのさ

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック

2021年06月

RC、ミチロウ、NYパンク、ストーンズ、マシュー・スウィート、そしてTHE GOD
茨城の北端で半隠居生活中の老いぼれパンク(58歳)が書く音楽話

何がそんなにおかしいの?


泣き言を言いたくなるような一日だった。

そんなに一遍に来なくてもなぁ。

この曲を聴こう。







この荒んだ世界を歩きながら
狂気と闇の中から光を見つけようとしてる
もう何処にも希望は無いのか?
自分の心にそう聞いてみる
残ったのは苦痛、憎悪、そして惨めさ
そんな気持ちになる度に
どうしても知りたくなることが1つある
平和、愛、そしてわかり合うってことは
そんなにおかしいことなのか?

キツい時代を歩き続ければ
酷く落ち込むこともある
あの勢いは何処へ?
信じられる人たちは何処へ?
そしてあの素敵だった調和は?
挫けそうになる度に
泣き叫びたくなる
平和、愛、そしてわかり合うってことは
そんなにおかしいことなのか?


 
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ブリンズリー・シュウォーツじゃなくこっちを先に聴いた。
コステロのオリジナルかと思ってたよ、最初。






そう言えば、今日知ったコレ、コステロ、カッコイイなって思ったね。
「曲というのは1つしか無くて、俺たちが書いてるのはそのバリエーションに過ぎない」っていうキースの発言を思い出した。


もう1バージョン。






大好きなマシュー・スウィートがスザンナ・ホフスと組んだカバー。
ビルボード東京のてっぺんの方で酔っ払って大騒ぎして聴いたっけな。

またいつか聴きたい。

人生って素晴らしい(ゴー!ゴー!)

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帰っちゃったね、今居るところに。

9ヶ月ぶりだよ、会えたの。
次はこっちから行ってあげなきゃな、新居に。
帰りにユニオン寄るのが楽しみだぜ!(笑)




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呑むと柄にもなく真面目な話をしたがるのは俺に似たのか?(笑)
俺と奥さんの両方に似てるけど、俺に似たのは調子いいところ、話が長いところ、ルーズなところ、なまけものなところ、かな?
いいところ無いじゃん(笑)

それでも可愛いよ、だって俺の子だもん。



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昨日の日曜に出かけた時の車中で彼女が小さい頃に大好きだったモーニング娘。を聴いた。
俺が編集したベスト。
デビューからシングルを年代順に並べてゴマキが居た時代で終えてある。
悲しい性が滲み出た要らぬ拘り(笑)


全員一致でこの曲が大好きだった。








俺、シャ乱Qって大っ嫌いだったけど、つんくがモー娘。に書いたこの時期の幾つかの曲はホントにいい曲だと(今でも)思う。
コレがナンバー1かなぁ。


娘にとってモー娘。は奥さんにとってのBCRで俺にとってのキッスなのかもね。
共有出来てよかった。


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懐かしくないレコード

じゃあ、懐かしくないアルバムってどういうのだろう?

勝手にしやがれ!!』、『サンディニスタ!』、『ハート・ミー』、『ニューヨーク』、『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』、『ガールフレンド』、『POINT』etc。

リアルタイムで聴いたものだけで考えてみてもこのぐらいはすぐに思い浮かぶ。

要は未だに高頻度で聴いてるもの。
順に43年、41年、37年、32年、30年、29年、20年。
ジャンルは様々だし、その理由もひょっとすると違うかもしれないけど飽きない作品。

ただ飽きないからこれらのアルバムがサイコーであまり聴かなくなっちゃった他の数々の作品はダメってワケじゃないよ、全然。
たとえば、『ジョンの魂』とか『ベルリン』とか滅多に聴かない作品で別格級に好きなのもあるし。
いろんなタイプの良さがそれぞれにある。

それでもタイトル挙げたアルバムは全部、ケタ外れに好きだけどね、勿論。



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また、このアルバムの話します。
ごめんなさい!

コレは35年だね。
ホントにずっと聴いてる。
前歯なしのプータロ―だったあの頃から1回も飽きることなく。
懐かしく感じる暇なんてこれっぽっちもなかった。

「35年経った今も古くない」
「今の若い世代にも通用する音」
そんなことは言わないよ。
そんなのわかんないし、俺には。
わかってるのは自分の中で1回も風化してないってこと。

「らせん階段のブルーズ」の一発目のスネアから「奥行きの深いうた」のエンディングのオルゴールまで全部ドキドキする、今でも。

このレコードに出会えたことに感謝。

いつか懐かしくなる日は来るのかな?

気にするなよ、ほんの冗談

ちょっと昨日の続きっぽいことを。

今日の午前中、掃除とかしてる時に奥さんがアマゾン・プライム・ミュージックで80年代の洋楽ヒット曲を流してた。
前にも書いたことあるんだけど80年代ものは髙萩市の風景が思い出されるんだよな。
店や高校や友だちの家。
俺が10代後半~20代前半の頃。

それと比較すると70年代もので思い出すのは今は無き実家の自分の部屋。
家具調ステレオで聴いたレコードやラジオ。



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昨日の分け方で言うとコレは思いきり懐かしい部類だな。
「胸につのる想い」を聴くと、あの底冷えのする四畳半が否が応でも思い出される。
さっき調べたらリリースは77年秋。
『勝手にしやがれ!!』と同じ頃だ。
コレが俺のリアルタイムなロッド・スチュワート。
まだフェイセズもジェフ・ベック・グループも「ガソリン・アレイ」も知らない。
「セイリング」と「今夜きめよう」は知ってたかな?ラジオで聴いてて。











アルバムを締めくくるのはこの曲。
奔放な半生を振り返るような歌詞がやたら饒舌に唄われた後にくるのはこんな言葉。


♪俺のやることは間違ってなきゃいけない
心を込めてそう唄ってるんだ
金持ちになる為にやってるって認めるよ
クソッタレの野次馬どもに向けて
俺は今、静かにページをめくる
第一幕終了
衣装替えは無し
主演俳優は舞台を降りたがってる
でも野次馬どもは誰も気づかない♪


フェイセズが解散して‟アトランティック・クロッシング”したこの2年前から既に「セルアウトした」的な批判を浴びてたロッド。
コレの次、「アイム・セクシー」で更に飛躍していくのを考えると深い歌詞だよね。

大好きなんだ、この曲。

平均的な白人バンド

俺は古い音楽をたくさん聴くけど古いから聴いてるんじゃなくていい音楽だと思うから聴いてる。

その中には気になりつつ聴いてこなくて近年になって聴き始めたものもあるしね。 ずっと聴いてるものでは懐かしく感じるものもあるけど何十年経ってもまったく飽きないものもある。自分の中で風化してないと言うか。

懐かしむこと、ノスタルジアに関してネガティブに考える人ってたくさん居ると思うけど、俺は別に悪いことだとは思わない。 若い人が、って考えるともしかするとあまり健康的な状態じゃないのかもしれないけど俺、もう56歳だしね。

そうかと言って新しいものを貪欲に追い求める人(特に同年代とかで)のことも否定はしないよ。 本人が本心から求めてるなら素晴らしいことだと思うし。 俺だって新しいものに扉を閉ざしてるワケじゃない。 若い頃みたいにアンテナをピン!とは張れてないけど扉は開けてるつもり。

嫌なのは無理をすること。 そんなのちっとも楽しくない。

もっと嫌なのは人の聴くものにケチをつけること。されるものするのも絶対に嫌。

「コレいいいから聴いてみてよ!」と「コレを聴かなきゃダメ!」はまったく違う。 生きてく為に人の言うこと聞かなきゃいけないことはたくさんある。 でも音楽は大好きだから何を聴くかぐらい自分で決めたいもん。

俺は自分が吐きたくなるほど嫌いな音楽であろうとそれを聴く人のことを否定しない。 音楽を、いや音楽だけじゃないな、何かを好きって気持ちは尊くて素敵なことだから。


以上、昨日のツィートのまとめ。
いつも思ってることで何度も言ってると思うけどあらためて。

音楽を好きになるのには理由も根拠も要らない。
古いも新しいも、売れてるも売れてないも関係ない。

‟嫌いな音楽”って書いたけど、ホント言うとそれもないって言うか、あまり好きな言い方じゃない、実は。
好きか、好きじゃないかの方がしっくりくる。

このツィートに「はじめて聴いた時が新譜」って返してくれた人が居たけど、まあ時代背景とかもあるにせよ、俺も強くそう思うことは多々ある。


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先日、ほんの気まぐれで手に入れた(200円だったから・笑)コレなんかまさにそれ。

このバンド、名前ぐらいしか知らなくて自分には無縁なバンド、というか意識すらしたことなかったけど凄くよかった。










このブラッキーな音で白人のバンドっていうのと、それを誇示するバンド名もカッコイイ。
聴くまでこんなバンドだと思ってなかった。
イギリスとスコットランド出身ってのも意外だったし。
なんとなくウェストコースト系のバンドだと思い込んでた。

こういう嬉しい出会いがあるから(勝手に)‟好きじゃない”って思い込んでる音楽に手を出してみるのがやめられない。

「もうお腹いっぱい。これ以上要らない」って日はまだまだ来ない気がするなぁ。

ELECTRIC WARRIOR

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2ヶ月ぶりのエロ本。

ふと思って確認したらミチロウの時も伊藤耕の時も袋とじは開けてなかった。
コレ書き終えたら3つとも開けようかな?(笑)

今度のヤツ読んでてあらためて思ったこと。

川田良は東京のパンクが始まるのに大いに加担してたんだな。
しかも東京ロッカーズ周辺とは微妙に違う立ち位置で。
よりストリートつうか‟街”に根差したカンジで。

そしてコレは良だけじゃないけど、パンク以前のロックに造詣が深い、当たり前に。
元々はジミヘンとかジェフ・ベックとかが好きだったみたいだし、だから村八分とか頭脳警察とかの日本のバンドからの流れも自然に汲んでるというか。

パンク以降はニューウェイヴを経てファンクやジャズにも興味を広げたらしく、それは彼のギターに顕著に表れてた。
ソリッドなリフやグルーヴィーなカッティング。
意外とエモーショナルなリードはジミヘンやベックからの影響があるのかも。

「ズッタ、ズッタって2ビート、若いヤツはみんなやってるけど、ストゥージズがやるとちゃんとロックンロールしてるじゃない?スウィング感。そういうのがいいワケ」
90年、ミュージック・マガジンでのインタビューより。
良の言葉で俺が大好きなヤツ。
あと最近、SNSで知った98年、豊洲でのフジ・ロックのイギー・ポップの時に最前で「俺をバンドに入れろ!」って騒いでたってエピソードがサイコー。
俺も結構前の方に居たけど最前でそんなことが起きてたとは(笑)









フールズの一般的な評価や認知度っていうのがどのぐらいで、見合ったものかどうかは俺にはわからないけど、コレに関しては間違いなく認知度も評価も見合ってないと思う。




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このレコードでのJUNGLE’Sはイデとキヨシというメンバーの貢献も多大ながら、40年前の日本でこんな音を出してたなんて今考えても凄すぎるよ。

畏るべし川田良。


DOG FOOD? GOD FOOD!

昨夜、例によってTwitterで知ったコレ。







THE GODの85年リリース、1stフル・アルバム『speaker to animals 〈Retired From Humanoid〉』の初回プレス特典ソノシート、通称‟SPECIAL A”(この片面シートがA面でLPはSIDE C、SIDE D表記)「FOOD」

CDに収録されたのは88年作の『MAJIME』が92年に初CD化になった時のボーナストラックとしての1回のみ。
現在では入手の難しい作品だろうからYoutubeにアップされたの嬉しいな。
コレで誰でも聴ける。
挙げてくれたPOP ROCK CHANNELさんに感謝。
他にもイカシた音源たくさん挙げてくれてるし。



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達也の居た初期も、NONが居なかったり戻ってきたりしたこの後も、いつだってTHE GODはカッコよくて大好きだったけど、この時期への想いは特別。
何せライヴ観てないからね、まだこの時期は。
怖くて行けなかったんだよ(笑)
ハードコアとかそういうのとは別種の怖さね。

「FOOD」はアルバム収録曲に引けを取らないカッコよさ。
良次雄のギターはガンガン鳴ってるし、NONらしさ全開の歌詞と唄もサイコー。



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いつの日か、まだ生聴き出来てないこの曲が聴けるといいな。
それでも俺は今のTHE GODの方が今は好きだから。

誇り高き男

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ネットでたまたま見つけて即入手。




イギーの他、パティ・スミス、ラモーンズ、フリー(レッチリ)、ソニック・ユース、デヴィッド・バーン、ニルヴァーナが掲載。

石田昌隆氏については名前は認識してなかったけど写真は知らずに見てた。
ここに掲載されたモノもクロスビートとかで見たような記憶がある。

イギーのは94年1月30日というクレジットがあるから、前年リリースの『アメリカン・シーザー』を伴った4度目の来日公演中の東京で撮影されたモノだろうね。

俺は初日だった22日のチッタに行ったんだけど30日というと追加の渋谷オンエアの日だ。



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「俺はどんな意味にも取れるような難解なディープ・アメリカン・ソングみたいなモノは決して歌わない。歌詞を聴いたらそうとしか意味が取れないようなモノがいいんだ」

「俺は絶対に諦めないんだ。正しい評価を受けられなかった20年前の自分の作品が売れることを未だに確信してる。だから今もストゥージズの曲を歌って宣伝して、著作権料を稼ぐんだ。これは俺のプライドの問題でもある」

「『アメリカン・シーザー』を‟75分に及ぶわけのわからぬ音の洪水に満ちた駄作”と評したレビューを読んだ。でも俺自身は誰がどう思おうと知ったこっちゃない。俺の関心は自分のやりたいことをやり続け、それを誰にも介入させずにやり通すってことだ」

3つともこの来日時のインタビューでの発言。
この時期のイギーは自信と誇りに満ち溢れててサイコーにカッコイイ。
『シーザー』はセールス的にはいまひとつ伸びなかったみたいだけど個人的にはイギーの全作品中5本指に入るぐらいの傑作だと思うし、ライヴもソロではこの時がベストだったと思ってる。








来日の3ヶ月近く前のフランスでのライヴのフル動画。
俺が観たのもほぼこのまんま。
記憶がおぼろげだけどアンコールで「CHINA GIRL」の代わりに「I’M SICK OF YOU」をやったかも。
あと「IN THE DEATH CAR」の代わりに「SOCIAL LIFE」やって「BESIDE YOU」もやったね。



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来日記念に出たミニ・アルバムと96年に『トレイン・スポッティング』公開に合わせて出たシングル。
どちらにも93年夏のアイルランドでのフェスのライヴ音源が収録されてる。
そういえば05年の『アンソロジー』にも2曲入ってたな。

収録されたのは順に「LOUIE LOUIE」、「HOME」、「HATE」、「LUST FOR LIFE」、「I WANNA BE YOUR DOG]、「TV EYE」、「LOOSE」

いずれも‟誰にも介入させずにやり通した”誇りと自信に満ちた全7曲。

よし、俺セレクト盤にこの辺も入れよう(笑)



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THE PAPERの表紙は額装完了。

逃げるが勝ちの時もある 意気地なしと罵られても


 

NONさんのツィートの2日後のマンホールくやさんのコレ。

物凄い久しぶりに聴いたよ、シェイディードールズ。

ジギーとかあの辺と同時期に‟バッド・ボーイズ・ロック”(復活したエアロとか人気絶頂だったガンズンとか再評価されてたハノイとか、そんなカンジの)とかいう括りで出てきて、実際デビュー当時はそういう雰囲気も感じたけど、年数を重ねるごとにストーンズや、いわゆる‟三多摩ロック”(古くはルージュ、この時期だとスライダーズとか。あとRCか)的な匂いを強めていった、そんな印象があるバンド。

後期には更に深化してヴォーカルの大矢郁史がシオンみたいになってって。
歌詞や唄い方だけじゃなく見た目も。
眉剃り落として髪染めてメイクしてたのに髭面になっちゃったりして。
その流れはシオンも一緒か(笑)



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くやさんの貼った「1人ぽっちの吉祥寺駅前」が入ってる89年の4thアルバム『ROUGH DIAMOND』
人気のピークだったね、この頃が。
「吉祥寺駅前」は代表曲というか人気曲だと思う。
他にはシングルにもなった冒頭の「BABY 転がせ!」とかライヴ後半の定番だった「チューインガム」とかが目立つけど俺が大好きなのはコレ。









この引きずるようなノリがカッコイイ。
今日の記事タイトルに戴いたフレーズはこないだ、ふと思い出して誰の歌詞かまでは思い出せなかったけど無事解決(笑)

このバンドは奥さんが大好きで。
最初、俺は偏見持ってた。
年下だから。
今思えば2つしか違わないのにね。
でも聴かされてるうちにいいなって。
ライヴも何度も観たなぁ。
地元の常盤大学(ゼルダ、アンジーと対バン)、それに専修大学(プライベーツと対バン)と何故か二度も学祭で観たり・・・。

いいライヴやってた、毎回。
カッコいいバンドだったよ、シェイディー。






愛はきらめきの中に





先週のNONさんのこのツィート、凄く沁みて記憶に残ってる。

こんな老後に憧れるというか、素敵だなって。

少し前にも書いたことだけど近年は歳食って拘りがなくなってきた。
素直にいい曲だなと思えるようになった、この曲も。

いや、ちょっと違うな。
元々いい曲だと感じてたんだと思う。
「ビージーズなんかロックじゃねえし、軟弱だし嫌いだ」なんて言いつつ、チャリンコ乗ったりしながらハミングとかしてた筈だから(笑)
じじいになって素直な気持ちに戻ってきたつうか、そんなカンジかも。




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レコード買ったのは10年ぐらい前。
前に住んでたところの近所にあったリサイクルショップで。
確か100円(笑)

でもレコードなんか持ってなくてもビージーズの3曲(「ステインアライヴ」、「恋のナイト・フィーバー」、それにこの曲)はソラでハミング出来るぐらいに認識してたよ、ラジオやTVでガンガン流れてたから。

「ステイン・アライヴ」が今になって聴くと、当時ワケもわからず毛嫌いしてたディスコというよりめちゃファンキーでカッコイイんだよねぇ。

「How Deep Is Your Love」に関しては忘れられないカバーが1つある。







レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシャンテが唄う06年のフジ・ロックでのバージョン。

俺はこの時は観てなくてTVで観ただけなんだけど、この曲に限らずライヴ全体が凄く良くて。
02年に同じ苗場で観たライヴより全然よかった、悔しいことに。
バンドの状態がよかったんだろうなぁ、この時の方が。

いい曲は誰がどう演ってもいい。
カッコいいヤツは何をどう演ってもカッコいい。
その典型的な例だな、コレ。






REPOMAN

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モダン・ラヴァーズの「パブロピカソ」のカバーもあるIGGY POPのコンピ。

コレが出たのって3~4年前だったと思うけど、なんか買うのを躊躇してた。
あまりのジャケットのカッコよさにひるんじゃって(笑)

77、79、86年のライヴ。
各時期のデモやオルタナティブ・バージョン。
『ブリック・バイ・ブリック』の頃の弾き語り。
そしてストゥージズのお馴染み『ロー・パワー』期のデモ、リユニオン以降のライヴ。
これらの曲が14曲ずつ3枚のCDに収録されてる。
数多あるセミ・オフィシャル?、公式ブート?グレー・ゾーン(元はブートなのもある)の曲のベスト的な編集盤。

幾つかは所有してたり聴いてたモノもあるけど、このヴォリュームでまとめて聴けるのはありがたい。
個人的に特によかったのは、やっぱりブライアン・ジェイムス、グレン・マトロック、そしてアイヴァン・クラール(彼だけクレジットに明記されてない・・・)が参加した79年のライヴ5曲。







前に聴いたのより全然音がいいな・・・。
これぞ、ブライアン!ってカンジのギター・ソロがカッコイイ。
今ではライヴ全編を聴けるCDもあるみたいだから探してみたい。








あとコレね。

『ブラー・ブラー・ブラー』前の(意外なカバー含む)デモをはじめ幾つも収録されてるスティーヴ・ジョーンズ参加曲の1つ。

アレックス・コックスの『レポマン』のテーマ・ソング。
映画は個人的にはイマイチだったけど曲はサイコーにカッコイイ。
ブートに入ってたのは聴いてたけど本チャンの盤を手にするのは初。

スティーヴの他のメンツはクレム・バークとナイジェル・ハリソンのブロンディ―組。
つうかチェッカード・パストの残党ってカンジだね。

それまでライヴ・バージョンは聴いたことなかったけど『ポスト・ポップ・ディプレッション』のライヴでやったのは驚きだったな。
ジョシュが思い入れあったみたいだね、この曲に。

♪街に出るとアタマをやられるぜ
  神様が変化球を投げてくるからな
  空振りさせられて頭に血が昇る
  あらゆる啓示とやらにも腹が立つ
  そんな笑えねえ冗談聞きたくねえよ
  コミック雑誌はいらない
  笑える話はどこだ?
  俺が聞きたいのは笑える冗談だ♪

ただ、実はこのコンピには少し不満もある。
てんでバラバラに並べられた曲順とハンパな分量。
年代順かスタジオものとライヴものに分けるか、ここまで入れたならアレも入れろよとか・・・。
そう思うとジャケも含めて意図的な‟外し”なのかなぁ?って気もちょっとしたりして(笑)


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この辺からセレクトして曲足して並べ替えて(ストゥージズは抜いて)自分で作ろう、いつものごとく(笑)

そういえば「FIRE ENGINE」はリック・オケイセックが手がけたんだっけ。
モダン・ラヴァーズのプロデュースはストゥージズの1st同様、ジョン・ケイルだった。
更に言うと「パブロ・ピカソ」はケイルもカバーしたんだよな。
チェッカード・パストに在籍したトニー・セールスは『ラスト・フォー・ライフ』に参加してて後にボウイのティン・マシーンのメンバーになって・・・。

少し辿るとどんどん繋がっていくなぁ。


Confused


 



♪ランチボックスを開けると
  中にはピーナッツバタージェリーサンドイッチが入っていてほしい
  6歳の時みたいにね
  僕が誰かに愛されてた頃さ
  愛されてたんだ
  僕が愛すように僕を愛してほしい♪



最近やたら脳内プレイヤーで鳴る1曲。
約1ヶ月前にブックオフで出会ったJonathan Richmanのアルバムの曲。



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98年リリースの国内盤。
ジョナサン・リッチマンはモダン・ラヴァーズの1stを聴いただけでソロを聴いたのははじめて。
やたら出てるみたいだけどね。
興味はあるんだけどなかなか手が回らないという俺によくあるパターンで・・・。

好きだけどね、モダン・ラヴァーズ。
バンドの音は勿論だけどやっぱりジョナサンかなぁ?

ネジが1本緩んでるというか外れてるというか。
歪んでるというか半音ずれてるというか。
そういうところが好き。
ジャンルも年代も国境も越えて、シド・バレット、大江慎也、相澤純一郎なんかに近い雰囲気を感じたりもして。

普通の曲を普通に唄ってるつもりなんだろうけど天然でずれてるつうかね。
もしかしたら、ジョナサンは意識的にやってんのかもしれないけど、だとすると本人が思ってる以上にずれてるから意識しなくていいよって教えてあげたい(笑)







♪正直で居なくちゃダメだ
  演じちゃダメなんだ
  だから誰かに出会ったら
  最初に言うんだ
  僕は混乱してるんだ♪


タイトル曲。
キーボードを担当してるのはモダン・ラヴァーズから移籍したドラマーの居たカーズのリック・オケイセック。







19歳の時にナポリに行った、という歌。
やっぱり、ちょっと変だ(笑)
でも、凄くいい。

そういえば1回、フジロックで観たっけな、この人。
確かメキシカンハットみたいなの被ってこんなカンジの曲を唄ってた。
オレンジ・コートかフィールド・オブ・ヘヴン。奥の方だね。
結構な雨の降る中。
まばらな客の前で。
やっぱり変だった。



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