ボルシー目当て(とてもいい記事だった!)でEL ZiNE買ったら大越よしはる氏の連載でSUICIDEが取り上げられてた。
SUICIDEは1stしか持ってないんだけど、いつもながらの大越さんのアツく濃い文章読んでたら他のも聴きたくなったよ。
でも、なんというかあまりに強烈過ぎてね、1stが。
なかなか先に進めない(笑)
読んでて聴きたくなった98年復刻CDのディスク2を聴いてる。
前半に6曲収録された77年CBGB’sでのライヴも凄くいいんだけど大越さんが書かれてるとおり、「23 MINUTES OVER BRUSSELS」と題された78年のブリュッセルでのライヴ音源が生々しい音質も相まって壮絶。
最初こそあたたかい歓声が飛んでるものの曲が進むごとに大きくなるブーイング。
‟あの”世にも怖ろしい「Frankie Tear Drop」を始めた途端に突如として演奏打ち切り。
ダメだよ、コステロの前座にこんなの出しちゃ(笑)
スーサイド聴くといつも思うけど極北で最果てだよね、ロックンロールの。
ストゥージズ聴いて影響受けてラモーンズが登場した時、「おまえたちみたいなバンドを待ってた」と言ったというアラン・ヴェガ。
自分もそういうのやりたかった、というかやってるつもりだったのかもしれないけど、実際の音はアレだからなぁ(笑)
曲調はロカビリーなのに、あのチープなマーティン・レヴのビート。
まるで不穏に高鳴る心臓の鼓動のような。
そしてどれだけ叫んでもどこまでも醒めたヴェガの声。
「俺たちの最初のファンさ。ヤツはイカレてる(笑)」
ジョニー・ラモーンの言うとおり。
‟極北”も‟最果て”も使っちゃったんだよなぁ、記事タイトルに(笑)
でも、マジで一番遠くまで行ったのはこのバンドなのかも。