音楽の話がしたいのさ

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック

2023年01月

RC、ミチロウ、NYパンク、ストーンズ、マシュー・スウィート、そしてTHE GOD
茨城の北端で半隠居生活中の老いぼれパンク(58歳)が書く音楽話

BLIND

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「誰が死んだ」って話ばかり書きたくなくて何人かのことはこらえて書かなかったりもしたけど。

そうかと言って何が書けるかと言ったら何も思い浮かばない。
突然のことだったしあまりにショックがデカ過ぎて・・・。

もう16年もアルバムのリリースは無いけど忘れた頃に新しい、そして変わらぬ作品をそっと聴かせてくれると当たり前に思ってた。

その時は「相変わらずだなぁ、変わんねえなぁ」と敬愛と喜びを込めて言うつもりだったのに。




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今朝、報せを知って真っ先に頭に浮かんだのはこの曲。
ギター・ソロはテレヴィジョン時代も含めてもコレがベスト・プレイだと思ってる。
ストーリー性のある歌詞もとてもいい。

俺の、個人的な3大ギタリストはキース・リチャーズ、トム・ヴァーレイン、ジョニー・サンダース。
順番もこのままかな。
つまりキースの次に好き。
3人ともいずれ劣らぬ一音聴いたら笑っちゃうぐらいアクの強いギターを弾く人たち。
もうキース一人しか居なくなっちゃったのか・・・。


血も凍るほどに

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本が読めなくなってきたのは老眼だけの所為なんだろうか?
ゆめ吉居るからか?って思ったけど、添い寝しながら読もうと思えば読めそうなもんだよな。
いつの間にか寝ちゃうからなぁ、自分が。
俺が添い寝してもらってんのかもね、ゆめに(笑)
認めたくないけど字面を追って内容を頭に入れるのに時間がかかるようになってきてるんだと思う。

昨年7月、生誕70年を記念して増強して復刻されたこの本も途中で止まってる。
刊行されてすぐ手に入れたからもう半年・・・。

今現在、読みかけなのは他に町田康の『私の文学史』と入手したばかりのフールズの本。
パティの『ジャスト・キッズ』やヘルの『GO NOW』とかもストップしたまま・・・。
全部読了したい、生きてるうちに。

このジョニーのヤツは88年の最初のも読んだっていうのもあるけど、勿論、中身全部憶えてるワケじゃないから楽しく読めそうなもんだけどね。
俺の場合、伝記モノって幼少期とかを読んでて堪えきれなくて飛ばして読んじゃったりがあって。
確か、コレの最初のヤツもそうだった。
”早くドールズのところが読みたい”とか”シドやスティーヴ・ジョーンズはまだ出てこないのか?”とか(笑)

この復刻版もそうなりそうな気がする。
でも、自己正当化するとそれでいいような気もする、少なくともこの本に関しては。
レコードをガンガンかけながらパラパラして写真に見惚れたりランダムに開いたページ読んだり。
だってジョニー・サンダースだから。
カッコいいからそれでオーケー。
表紙とかさ、痺れちゃうもん、何度眺めても。

そういえばこの本を「買った」ってツィートしたタイミングで著者のニーナ・アントニアにフォローされて。
俺の毎朝してるツィートにゆめ吉の”待て良し動画”っていうのがあるんだけど1回「いいね」貰っちゃって(笑)
つくづく面白い時代だなって思った。







そうそう、イギーのゴキゲンな新作に「STRUNG OUT JOHNNY」っていう哀しい名曲が入ってるんだけどタイトル聞いて絶対、ジョニサンのことだと思ってたら違うっぽい。
”あの”「ラスト・フォー・ライフ」の歌詞にも登場するジョニー・イェンなるプッシャーのことらしい。
考えたら、ジョニサンのことは「ルックアウェイ」で既に曲にしてるしね、イギーは。

「イン・コールド・ブラッド」はトリビュート作でアーサーがカバーしてたのカッコよかったっけな。
歌詞をドールズの話に変えてたんだよな。
よし、今から聴こう。

本は読了出来たらまたブログにしよう。

生きてる間、妥協なし

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すげえ。
まさかこの期に及んで。
75歳の後期高齢者がここまでやるのか。

”イギー・ポップの続きが見たい”
”自由を望んだイギーのその先は?”
なんて言ってたらとんでもないもんが来た。

「最後のアルバムになるかも」と本人が公言した『ポスト・ポップ・ディプレッション』以降はスローダウンしていくもんだとばかり思ってたし、それでもいい、それがいい、なんて思ってたんだけど。
「それじゃ当たり前過ぎてつまんねえ」と考えたのか?
この”逆上”は嬉しい驚き。
前人未踏の領域に到達。

当代随一のプロデューサーに超豪華ミュージシャンの参加
確かにそれはこの作品をここまで凄まじいアルバムにした要因だとは思う。

でも、それだけじゃない、絶対。
たとえイギーに関してまったく認知してなくてもこのアルバムの濃さは感じれるような気がする。

俺は“ど”がつくほどのイギーのミーハーだけど各作品についてちゃんとジャッジしてるつもり。
どれも大好きだけどね、アリスタ期や『ゾンビー・バード・ハウス』とかまで。
でも、それとグレードの高さはまた別な話。
そういう意味で言ってもコレはちょっと凄い。

あっ、誤解なきよう言っておくとここまでの作品がイマイチで突如、この傑作が生まれたワケじゃないよ。
ストゥージズ時代から続く誠実で真剣な個人的表現の最新更新。
矛盾なき継続。
ストゥージズ再結成もジャズもシャンソンも全部繋がってる。

そう、ストゥージズね。
今回みたいにハードでラウドなロックン・ロール曲が目立つと「ストゥージズを彷彿とさせる」って常套句のように言われるよね。
あとは“パンクのゴッド・ファーザー”とか。
俺はあんまりそうは思わないんだよな。

たとえば『インスティンクト』はガンズンとかのL.A.メタル、『アメリカン・シーザー』はグランジ、『ノーティー・リトル・ドギー』はメロコア、『ブチノメセ!』はレイジとかのオルタナ、とその時代のトレンドを意識してて、本人はストゥージズとかパンクとかあんまり考えてなかったんじゃないかな?
意識つっても”迎合”じゃなく”挑戦”的なカンジね。
「なにぃ?グランジぃ?やったろうじゃねえか!」みたいな。
当然、自分がそういうモノの種を撒いた一人だというプライド含みで。

確かに今作は先述したコラボレーターもあってか音の方は開かれたというかコンテンポラリーな印象はある。
ただ、それは妥協でも迎合でもない時代と対峙したイギーの出した答え。
また今回も”イギー・ポップの音”を先に進めた。
コレが最新型のイギー・ポップ。

歌詞の方はストゥージズの頃から1ミリもブレないイギーそのものの言葉ばかり。
当然、時代や年齢などを踏まえた妥協なきイギー・ポップ。

♪何が嫌かって俺のこのムカつきがホンモノだってことがだよ♪

♪やるべきじゃなかったけど「だからなんだよ」とは言わせてもらうぜ♪

♪コメントとやらに目を通して夜が明ける
  コメントの方が正解ならと思う
  なんでこんなに寒いんだ?
  俺はコメントなんてしないぜ♪









♪俺はどう見ても弱っちまってる
  そして泣きたくなるほどヤワだ
  俺たちは幸せにはなれない
  俺が幸せになろうとしないからだ♪

ハードな曲に挟まれたこういう曲がやたら残る。
どの曲もとてもいいけどこの曲がもっかのところフェイバリット。

「俺は誰の真似でもなく、既成の下劣なモノをなぞらない良いアルバムを作ろうと努力してきた。コレはあくまで個人的な表現なんだ」

「誰がどう思おうと知ったこっちゃない。俺の関心は自分のやりたいことをやり続け、それを誰にも介入させずにやり通すことだ」

この2つの発言はどちらも30年前のものだけど今、同じことを言ったとしてもまったく違和感がない。
イギー・ポップはブレない。
たぶん、生きてる間ずっと。







夕焼け見ながら即席平和

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一仕事終えて早帰りしてきて見た夕焼け。
綺麗だったな。



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この数日は正月休みに作った最新版のベストをお供に始発電車に乗ったりしてた。
周りに誰も居ないのをいいことにフルヴォリュームで聴いちゃったり。

ザ・スターリンの編集もんはカセットテープの時代から幾つ作ったか判らないけど今回のは何も考えずに自分の好きな、聴きたいと思った曲をピックアップした。
実ははじめてかも、そんなのは。
いつも、代表曲とか人気曲とかシングルとか考慮してたから。
自分が聴くんだから余計なこと考えなくていいのにね(笑)

「電コケ」はソノシート、「猟ハン」と「アーチスト」は『スターリニズム』、「ワルシャワ」は五烈のライヴ、「仰げば」はFMの、「虫」は解散ライヴの完全版、「Fish Inn」はラズウェルの方、「ロマンチスト」はNAKEDのバージョン。
今まで作った中で一番いいかも。
もっと早くに作ればよかった(笑)

俺はずっと現在進行形のミチロウが好きだった。
ザ・スターリン以上にいいと思った作品やライヴもあったし。
Ⅿ.J.QやTOUCH₋MEやTHE ENDで聴くザ・スターリンの曲も「今はこっちのバージョンの方を聴きたい」と思って聴いてた。
でも、更新が止まって時間が経つと気持ちが変わってきて。
こういうの清志郎の時にもあったな。
ザ・スターリンが物凄く好きだという気持ちが再燃したというか。
別に抑えてたワケじゃないけど・・・。



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俺としたことが失念してたけど10日前にこの日から40年を迎えた。

俺がはじめてザ・スターリンを観た日。

もう少し早く観れた筈だけどビビッてたのか都合かつかなかったのか。
その両方かな。



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この時は高2の冬休みで休み明けに進級をかけた追試が控えてたんだけどライヴ観たらそんなのどうでもよくなった。
それで見事に留年したんだけど(笑)

“『勝手にしやがれ!!』でアタマ壊れた”ってよく言う俺がダメ押しされたのがこの日。
もう後戻り出来ないぐらいに押されたよ。

フロントアクト2つ終わった後が異様に長くて延々待たされた。
そのフロントアクトの1つにリョータさんがゲスト参加してたことを後で知った。

まだ発売どころかレコーディングもされてない「虫」が1曲目だった。
みちろうが前半(1曲目だけ?)革ジャン着てた。
「MISER」をやった気がする。
タムが「GASS」を吐き捨てるように歌ってた。
「GASS」は末期はジュンちゃんが歌ってたし、後楽園でもみちろうが引っ込んでインストだったし、俺はみちろうが歌ったのを生聴きしてないかも。
タム、革のコート着ててめちゃくちゃカッコよかった。
「解剖室」の後半、みちろうが客席に引きずり降ろされて中断。
その後、アンコールみたいなカンジで「ロマンチスト」、「STOP JAP」、「ワルシャワ」やって終わった。
今、思い出せるのはそんなところ。

ドラムがケイゴだったのもわからなかったなぁ。
そして俺がタムを観たのはこの日だけ。
1月6日は失念したけど今日の日付は憶えてられた。
もう12年だよ・・・。



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そういえばコレも、もう9年前か。
感慨深かったなぁ。
行っておいてよかった。







NAKEDで♪夕焼け見ながらマスをかく♪という元歌詞を知った時、あまりのみちろうらしさに興奮したけど、今は♪即席平和♪と修正したのがいいなと思える。

ミチロウのそういうところが凄く好き。

Where Were You


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第一期ジェフ・ベック・グループの2枚。
第二期ジェフ・ベック・グループの2枚目。
ベック・ボガード&アピスの1st。
『ブロウ・バイ・ブロウ』
『ライヴ・ワイヤー』
『フラッシュ』の後ぐらいに出た日本編集のベスト。
『ギター・ショップ』

俺が持ってるのはコレだけ。
あっ、あとミックのソロがあったな。
『ゼア&バック』も持ってたけど誰かにあげたか売ったかして手元には無い。
ヤードバーズもベスト1枚しか無くてベック期の曲を正確には把握出来てない。

その程度の俺でもショックだったよ、今朝は。
ツィッターであるフォロワーさんが言ってた「自分くらいの世代だとベック、クラプトン、ペイジへの尊敬の念は計り知れない。たとえそれが刷り込みであったとしても」ってつぶやいてたけどまったく同感。
存在があまりにも大きい。
居て当たり前、みたいな。

別なフォロワーさんのツィート、「自分が生きてる限り訃報は付いてまわる覚悟が必要だ」というのは近年、ひしひしと感じてる。
誰もがいつかは居なくなる。
自分が居る間はそれを見届けてかなくちゃならない。

関係ないけど思い出した。
ベックって水戸公演したことあるんだよね。
1978年。
スタンリー・クラークが居た時に。
茨城県民文化センター。
俺は中1だったのかな?
あと2~3年違ってれば観てたかもな。







今朝、ニュースを知って真っ先に頭に浮かんだのはこの曲。

89年にテリー・ボジオと組んで作った『ギター・ショップ』の1曲。
ボジオのドラムに刺激されるようにそれまでのソロ作よりワイルドに弾きまくってて大好きなアルバム。
この曲はドラム入ってないけど・・・。
でもキーボードのトニー・ハイマスと共にボジオも共作者としてクレジットされてる。




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最初に聴いた時、あまりのカッコよさに笑ってしまったアルバムを〆る曲。
今、聴いてもカッコいい。

ミックのソロ、「シーズ・ザ・ボス」の頃にピック弾きからフィンガー・ピッキングに変えたことを「どうすればそんなことが出来るのか?」と聞かれ「持ってるピックを全部捨てればいい」と返したというベック。

カッコいいなぁ、言うことが。

GOO GOO MUCK









やたら「GOO GOO MUCK」とかCRAMPSとか目にすると思ったら、こういうことだったのか・・・。

NETFLIXどころか地上波すらロクに観ないし、『アダムス・ファミリー』も観たことない俺にも驚きな出来事だったよ。
2023年1月にこんな形でこのバンドのこの曲に再会するとはねぇ。
何が起きるかわかんないな、ホントに。
なんか楽しいし嬉しい。









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LUXが2009年2月4日。
NICKが2018年6月15日。
そしてこの曲の時は既に離脱してたBRYANが2001年の1月10日。



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オリジナル・メンバーで存命なのはPOISONだけ。
彼女はこの騒動をどう感じてるんだろう?
そして俺にCRAMPSを教えてくれたロンちゃんは・・・。



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こういう丁寧な仕事する人だった、ロンちゃんは。
震災直後ぐらいに久々に何度かやりとりしたけど、その後は・・・。
元気にしてるかな?








あらためてイカレテるけどクールで楽しい曲だな。

親方はアニキ

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アンガスよりマルコム、なんて言うとカッコつけとか捻くれてるとか思われるかもしれないけど。

勿論、アンガスはバンドのフロントだしギターもめちゃくちゃカッコいい。
俺も大好き。
でも、アンガスが大暴れする後ろで黙々とリフを刻み続けたマルコムに惹かれてた。
13年前に一度だけ観れたライヴでもサイコーにカッコよかったよ。

俺は楽器は何も出来なくてバンドもやったことないけどやるならあのポジションだな、って憧れてた。
イジー・ストラドリン、ナスティー・スーサイドとかも同様。
実質的な音よりもミーハーにイメージ的にね。
音的にはミック・テイラーが居た時期のキースが決定的に体に浸み込んでるんだろうな。
“リズム・ギタリスト”ってヤツね。

マルコムに関してはアンガスの兄貴だっていうのもデカい。
曲も全部、ヤング兄弟の共作(大半はボン、ブライアンというその時期のヴォーカリストも連名でクレジット)だし、「前には出ないけど俺が親方だぜ」みたいなイメージ持ってる。
実際のところはわかんないけどね。
でも、そう想像するとカッコいいなって。

このライヴ・アルバムは78年リリースのボン・スコット時代の集大成的作品。
次の『地獄のハイウェイ』で今に至るAC/DCにスケールアップしたけどボンが居たのはそこまでだったから。

ここまでのスタジオ作を遥かに凌ぐテンションとエネルギーに溢れたライヴ・アルバムの傑作。
バカみたいなジャケットとそれに便乗した悪乗りの邦題『ギター殺人事件』ってのもサイコー。








アンガスがリードを弾いてもリズム隊と一丸となってリフレインし続けるマルコム。
ほとんど映らないけど(笑)

パンクの時代に、その激しすぎるサウンドゆえかHR/HMというよりパンクなのでは?と言われ
「どこのパンク・バンドよりも俺たちの方がタフだ」と答えたというマルコム。

カッコいいなぁ。
マルコム、70歳おめでとう。




Ⅰ Woke Up This Morning, My Baby Was Gone

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今朝、起きたら俺のあの娘は消えちまった。








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来るごとに仲良くなってたけど今回はこれまでで一番、距離を縮めてたね。
一緒に寝たりもして。
ふたりが仲良くしてるところを見るのは至福のひとときだったよ。



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ゆめも遠慮しなくなってきて最後、お見送りの時は我慢して娘の方を見ないようにしてたのに車を降りようとして「バイバイゆめ、またね」って手を振られたら我慢しきれずに吠えちゃって・・・。

後悔したような表情で階段を昇って行く背中を黙って見つめてた。



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このレコードはいつだっけなぁ?
確か去年。
高円寺のハードオフで。
それまでBBは20曲入りのベストCD1枚しか聴いたことなかった。
正直あんまり聴きこんでなかったし。

コレは80年に出たリイシュー盤で”ベスト・オブ~”ってなってるけど元は57年のデビュー・アルバム。
いい加減つうか気分的なもんでこのレコードだとカッコいい気がして割と何度も聴いてる。

ブルースは少ししか聴かないし、まだBBの個性もよくわかってないけどマディのドスの効いたカンジともジョン・リー・フッカーのヤクザ風情ともエルモア・ジェイムスのいかれポンチさともジミー・リードの憂いとも違うフィーリングを感じる。
もっと聴きこみたいし、他の作品も聴いてみたい。
「ROCK ME BABY」が入ってるヤツとか。



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娘に一眼レフで撮ってもらった1枚。
目で何か語ってるな、と思う。



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あっ、コイツも撮ってもらったよ。
ウサギ年だしね!
ていうか、まめ吉は娘が飼ってたんだ、そういえば(笑)

石が冷たさで汗ばむ

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SPEARMENっていうのも長いバンドだけど、これまでちゃんと聴いたことがなかった。

リザードとの関係とかもあったしで、興味はありつつ何故か。

この作品が出る前後だったと思うけどthe GODと何度も対バンしてた頃があって。
あの時期はへべれけでライヴ観てたからちゃんと観てたとは言えないんだけど・・・(苦笑)
でも、なんか引っかかるもんがあってリリースして少し経ってから聴いてみた。

“抒情派パンク”なんて言われることもあるらしいけど俺はそうは思わなかった。
凄くハードで激しいんだけど、どこか冷たい感触もあって。
冷たいというか寒いというか。
やたら硬質だしね。

3ピースなのに音の密度は濃くて雄弁。
そして一塊なのにちゃんと各パートが耳に残る。
特にベースの強さは嫌というほど残るね。
アレ、中毒性あるよ。
MIZUSAWAのクセのある声と独特な歌詞もあって孤高性も感じる。
かなりオリジナリティーある。

昨年2月、リズム隊の2人、YANAGIHARAとJUNICHIのユニット、RRR+Jでのライヴを観たけど、本体も観たいな、また。
そして過去音源も聴きたい。

こうしてどんどん広がってて今年も俺の音楽への欲求は収まりそうもない・・・。

今日の記事タイトルは大昔、みちろうが渋谷陽一のラジオ番組でU2を評した時に使ったフレーズ。
スピアメン、全然U2っぽくないけど、この作品聴いた時にこの言葉が浮かんだ。

勝たなくてもいいから楽したい

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初代 みみちゃん(2005.?~2014.4)




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二代目 まめ吉(2015.5~)




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娘のところの仔 チャイ(2020.7~)

今さっき、ウチの二人にも聞いてみたけど、みみちゃんが何月に来たか誰も憶えてない・・・。
娘が小2の時だったらしいけど。
めちゃくちゃ存在感強い仔だったのになぁ。

ていうか旅立ってもう8年も経つのか。
未だに家族間の会話に登場する頻度高いのが凄い。




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ベタの中のベタだけど。

俺はラビッツ、このソノシートぐらいしか知らない。
あとはコンピもん2つ(どっちも石戸社長が関わったヤツだったと思う)で1曲づつ聴いただけだし『人中間』も持ってない。
当然、みちろう、スターリン絡みで興味はあったけど何故か聴くに至らなかった。
イヌイジュン還暦ライヴで一度だけ宮沢正一の生歌は聴いたけどね。
アブノーマルな歌と存在感に圧倒されたよ。

今、聴くと凄いね、この曲とか。







「(亀は)勝てばいい。ウサギは楽するから。勝たなくてもいいから楽したい」
当時、ラジオ番組で進行を務めた盟友、みちろうにバンド名の由来について聞かれた時の宮沢の答え。
人生観がそういうふうに決まってしまってるって。
18とかだった俺はその考え方に大きな影響を受けたし、未だにそう思ってるところもある。
勝ち負けの価値観から逃れたいつうかね。

バンド活動については「何も考えてやってない。考えたら終わりだと思ってる」 と言ってたのもカッコいいなと思ったのを憶えてる。

『WINTER SONGS』と『人中間』探してみようかな?




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ウサギじゃないけど。

ゆめ吉(2018.9~)
昨日、セールで買ってきた晴れ着を着せられてやんなっちゃってる今朝のひととき。
ごめんな、ゆめ・・・。








プロフィール

LA MOSCA

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