音楽の話がしたいのさ

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック

2023年04月

RC、ミチロウ、NYパンク、ストーンズ、マシュー・スウィート、そしてTHE GOD
茨城の北端で半隠居生活中の老いぼれパンク(58歳)が書く音楽話

TV

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引っ越ししてもうすぐ5年、先日はじめてテレビを購入。

あっ、正確に言うと違う。
奥さんが自分の部屋用にポータブルTVって言うのかな?
持ち運び出来る小さいのは引っ越した時に買ってた。

以前住んでたところで使ってたのはDVDやビデオ鑑賞専用で俺の部屋に置いてある。
テレビは受信出来ない。

共有スペースで、たとえば食事の時に点けたりするのはタブレットで済ませてた。
あとは映画観たりする時の為に奥さんたっての希望でプロジェクターを使ってたんだけどコレがしばらく前に壊れちゃって。
話すと長くなっちゃうから割愛するけど、修理手続きがややこしいので、だったらもうテレビでいいやって。

久しぶりにストレスの無いテレビ環境が整った。
まあ、俺はほとんど観ないんだけどね、実は。




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今日の前置きに計画的にこじつけるのは勿論、テレヴィジョン。
再結成して14年ぶりとなったバンド名をタイトルにした3rdアルバム。
92年のリリース。

コレ、賛否両論あるのかもしれないけど俺は好き。
さすがに『マーキー・ムーン』と双璧するとは思わないけど『アドヴェンチャー』と同じぐらいのクオリティーはあるんじゃないかな?
トム・ヴァーレインとリチャード・ロイドのギターの紡ぎ合いはやっぱりいいなぁって。

ただ”トム・ヴァーレインのソロ曲をテレヴィジョンのメンバーでやってる”的な感触は否めないかな。
”テレヴィジョン”というより”トム・ヴァーレイン&テレヴィジョン”みたいな。




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トム・ヴァーレインといえば、少し前にこの雑誌も買ってしまった。
勿論、メインの鮎川の特集も凄く良かったけどヴァーレインが日本の雑誌に20ページも載るなんてこれが最初で最後だろうからさ。
ジミー・リップのインタビューなんかもあって丁寧な記事で読めてよかった。



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3rdアルバムを伴ったテレヴィジョンとしての初来日は俺も観に行った。
”あの”伝説の「マーキー・ムーン」をやり直したサンプラ。
この印象が強過ぎてあまりいい記憶は無い。
神経質に、執拗にチューニングするヴァーレインに他のメンバーが音を重ねインプロっぽくなってっておもむろに「ヴィーナス」に突入したオープニングには鳥肌立ったけど。

でも今、思い返すとアルバム・リリース前のライヴだったから大半の演奏曲を知らないで観てたからっていうのも記憶が薄い理由かもしれないね。








アルバム聴いて「あっ、この曲やってた」って一番鮮明に思い出せたのがこの曲。
クレジットには『マーキー・ムーン』『アドヴェンチャー』同様にギターソロを弾いたのはどっちか全曲分が記載されてるんだけど、この曲はlead themeをロイドが担当したと記されてた。

演奏されたのは本編ケツから2曲目。
この曲が終わって最後の曲が始まった瞬間は「ヴィーナス」と同じぐらい興奮したよ。

最後に演奏されたのは「シー・ノー・イーヴル」だった。
 

おまえなんて知らない

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1983年4月25日は月曜日だった。
いや、検索して確認したんだけどね、勿論(笑)

新譜を店で買うなんてことは殆んどなくなってしまったから今はわからないけど、レコードは発売日の前日に入荷するのが常識だった。
前日が日曜であれば更に1日前。
つまり『虫』は4月23日の土曜日に手に入れた。
高萩市にある田所書店で。
今は封鎖されてしまった2階にあったレコード売り場。
万〇きを見つかって逃げ切ったり、何かと想い出が多いね、この店は。

土曜日だったのはハッキリ憶えてる。
午前授業だった土曜は帰りのバスにタイミング良いのがなくて。
少しでも早く聴きたくて友だちのケン坊の家に寄ってお姉さんの部屋のステレオで聴かせてもらった。
ケン坊も彼のお姉さんもちっともスターリンなんか好きじゃなかったのに・・・(笑)
今にして思えば真っ直ぐ帰るのと30分ぐらいしか違わなかったと思うけどその時間あれば1回聴けるもんね(笑)
『虫』は短いから。

てことはサウンド・ストリートは前日だったんだな。
「泥棒」「天プラ」「15才」「水銀」「アザラシ」「GO GO スターリン」
半分は聴いたんだ、前日に。
カセットテープに録音してその晩のうちに何回か聴いたな、確か。
それでケン坊んちから帰ってから狂ったように聴き続けた。
一週間後の後楽園ホールの日まで。
そして40年経った今も頻繁に聴いてる。



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コレ、何度も言ってることだけど。
バンドのピークの瞬間を収めた代表曲揃いな『trash
コアなファン以外に一番認知度が高くてベスト・アルバムのような『STOP JAP』
でも1つの作品として考えて圧倒的なクオリティーなのはやっぱり『虫』
俺はずっとそう思ってる。

ジュンちゃん居ないけどね。
でも彼が居たら、また違う仕上がりだった筈。
『虫』ってギターのアルバムだと思うから。
みちろうとタムの微妙なズレとぶつかり合いがこの異常にヒリヒリした緊張感を生み出したんじゃないかな?









ケツに収録されたタイトル曲の「虫」
この曲に関してはアルバムのより多数残されたライヴ・バージョンの方が印象が強い。
タムが書いた曲で、そのタムが参加してるライヴ・バージョンは無いのに何故か。
実際に生で聴いた衝撃もあるからかなぁ。

さっきチェックしたら映像のみも含めて、公式に残されたこのアルバム以外の「虫」は10バージョンある。
混沌とした後楽園、ミチロウの声が艶めかしい解散ライヴ、実は一番好きかもしれないビデオスターリン、グロテスクで空恐ろしいザなし、21世紀のじじいスターリンって趣きのMJQ。
どれもいいけど今、一番聴きたくなるのは昨年リリースされたTHE ENDの重厚なバージョン。

まだあったかいというか生々しいというか。
生聴きした時の匂いも温度もまだ体に残ってるから。

「”おまえなんて知らない”っていうのを言いたいために歌ってるのかもしれない」

「頭の中、一点集中で”みんな敵だ”って気持ちで歌ってる。ステージで使うエネルギー、99%使い果たしてヘロヘロになるっていうのがよくあった」

コレがミチロウの核。
ていうか、それがあるから尋常じゃなく好きなんだよ。




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SHE’S REAL BEATとPLAYING ON THE ROCKS


 
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今日、『コンプリート・ワークス』を眺めててふと気づいた。
ジョニー・サンダースが参加した日本人の作品で大江慎也の『GREAT BIG KISS』、えびの『にくまれっこ世にはばかる』は持ってないってことに。


画像の2枚のレコードはどっちも自分では買ってない。
ジミー倉田の『トラブル・トラベラー』はいただきものでジギーの『ホット・リップス』は奥さんのレコードから抜いてきたヤツ。
この2枚以外、RCの『カバーズ』と渋公のカバー・イベントのライヴ盤は勿論、自分で買ったけど。









ジミー倉田のは俺はバッツも聴いてなかったし、後回しにしてるうちに忘れてしまったってカンジ。
ジョニーがギター弾いたのは貼った1曲だけだけど、プロデュースしてるしメンツはジェリー・ノーラン、グレン・マトロックを中心に、パティ・パラディン、ボブ・アンドリュース、ジョン・”アイリッシュ”・アール、ピート・トーマスなど錚々たる顔ぶれだし、何故スルーしてしまったのか自分でも理解に苦しむ。

ロンドンでのレコーディングのクレイジーなエピソードを鳥井賀句が宝島に書いてたっけな。
レコーディング直後の86年のジョニー、二度目の来日公演のアンコールではジミーがゲストで登場して「サムシング・エルス」と「リトル・クィニー」をやったのも観たんだよなぁ。
ジョニーに「Japanese Eddie Cochran」と紹介されててさぁ。
必ずしも歓迎ムードじゃなかった中でカッコよくキメてたよ、ジミー。
ホントに手に入れられてよかった、このレコード。








ジギーのは「GLORIA」が入ってる2ndフル・アルバム。
ジャケは誰がどう見てもわかるとおりドールズ1stのオマージュ。
ジョニーが参加したのはアルバム中、唯一、戸城が作曲した曲。
戸城がジョニーお得意の”洋服トレード”に名を連ねたことと松尾が「自分より下手な人を久々に見た」って言ってるのを同じく宝島で読んだのを憶えてる。

ジミー倉田、ジギー、どちらの曲もジョニーのギターが聴こえると笑っちゃうね。
あまりに”らしさ”全開で。

トム・ヴァーレイン、ロバート・クワインと並んで一音聴いただけでそれと確信出来る強烈なアクの強さ。
もう、こういう人はキースしか居ない。

残る大江とえびの作品、見つけたいな。


Livin’ On The Edge Of The Night


 




教授の訃報でぼんやり思い出した。
俺はこの曲のレコードを持ってない。

個人的には初だった2度目の来日の興奮も醒めやらぬ87年夏、車のCMで流れたのを聴いても何故か買うに至らずで。

イギー名義の作品じゃなかったのもあったけど、まだまだ血の気の多かった俺は、このアダルティーでジェントリーな雰囲気に今ひとつ心が揺さぶられなかったんだと思う。
シングルをレンタルしてきてカセットに録音はしたけど、そのテープは何処にあるのやら・・・。

こないだ、水戸の中古レコード市でシングルを見かけた気がするんだけど、あの日は早々に『スウィンドル』見つけちゃったもんだから、それどころじゃなくて。
予算の関係もあって「今度でいいかぁ」って。
はっきりは思い出せないけど2000円は切ってたんじゃなかったのかな?
連れて帰るべきだった。
教授の訃報が公表されたのはその2日後。
もうそんな金額じゃ買えないよねぇ。

こうして聴くと凄くいい曲だし、歌詞は勿論、歌メロもイギーが作ったって話だし、コレは”イギーの曲”とも言えると思う。

PiLの『アルバム』で教授と繋がったビル・ラズウェルが此処でイギーと繋がって『インスティンクト』が生まれるというイギーの歴史の中でも思い入れの強い時期だしね。



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『インスティンクト』を伴った来日公演の1年後にリリースされた新曲。
事前にインフォを把握してたのか、『ブラック・レイン』のことは知ってたのか憶えてないけど、買ったのはアイコーアイコだったような記憶がある。
7インチもCDシングルもあったけど俺が手に入れたのは限定のピクチャー12インチ。

前年までの金髪ロン毛をばっさり切った黒髪姿、ヴァージンへの移籍。
明らかにモードが変わったことに興奮したっけ。

次なるアルバム『ブリック・バイ・ブリック』と同じくプロデューサーはドン・ウォズ。
クレジットないけどPVにワディ・ワクテル居るから、やはりアルバム同様にチャーリー・ドレイトンも弾いてるかもしれないね。









この曲の作者、JAY RIFKIN/ERIC RACKINが何者なのか俺は知らない。
映画絡みで起用されたライターなのかな?
ただ言えるのはイギーの、言葉通りの意味での歌の上手さと誰のどういう曲を歌っても”イギー・ポップの曲”にしてしまえるんだな、ということ。「RISKY」同様に。

こういう試みが後の『プレリミネール』や『アプレ』、それから記憶に新しい『FREE』辺りに繋がってたのかなぁ、なんて思ったり。

エヴリ・ルーザー』を伴ったTHE LOSERSとのツアーは今日が初日?
それとも今日は肩慣らしの前夜祭?
東京から観に行かれた方のツィートを見て興奮してる。
アンコールで「ワイルドサイド」とは!
そんなん生で観たら絶対に泣いちゃう。

なんとなくフジに来そうな気がしてたんだけどな・・・。
もう1回だけでいいからイギーが観たい。

Fa Fa Fa Fa Fa Ⅽé‐La

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ここのところ何度となく繰り返し聴いてるのがコレ。

the feeliesの1stアルバム『CRAZY RHYTHMS』

リリースは80年ってことだけど、ミュージック・ライフかロッキン・オンでレビューか広告かを見た記憶が残ってる。
ジャケット写真のインパクトで。
揃いも揃って冴えない風貌の学生風の。
背景の爽やかな水色も相まって、そそられないと言うか絶対にジャケ買いしないカンジ(笑)

思い出したのはマシュー・スウィートが脚光を浴び始めた頃。
ドラムのアントン・フィアーがフィーリーズ脱退後(ヴォイドイズにもちょこっと在籍!)に結成したゴールデン・パロミノスのレコーディングにマシューが参加したのとフィーリーズのビートルズやヴェルヴェッツに影響されたような音楽性から関連づけされた記事を読んだりして。

いつか聴きたいとアタマの片隅にずっとあったけど見つけることが出来たのは随分経ってから。
2017年5月27日に今池のWILD HONEYで




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アルバム・リリース前年にラフ・トレードから出たシングル含む5曲のボーナストラックのDL用カードが入ってたけど、このCDのリリースが2008年で時すでに遅し・・・。







アルバム・バージョンよりカッコいい気がするのは手に入れられなかったから?
いや、絶対にこっちの方がいいと思う。







もっと、段違いでカッコいいと思うのがコレ。

1stアルバムを手にする2年前にORKのコンピで聴いた未発表バージョン。
77年にレコーディングされたものの何故かリリースに至らなかった。
よりプリミティヴで粗削りでサイコーにカッコいい。
リズムの要で重要な存在だったアントンはまだ加入してないと思うけど。

アルバムはアルバムでいいけどここで聴ける初期とはかなり雰囲気が違う。
別な方向に舵を切ったと言うか。
ポスト・パンク、ニュー・ウェイヴ、パワー・ポップ・・・。
どれでもいいけど先に進んだカンジ。







ヴェルヴェッツは当然好きだったんだろうけど、なるほど“もし、VUがこの曲をやったら”みたいなビートルズ・カバー。
聴いてて他に思い浮かぶのはテレヴィジョンやトーキング・ヘッズ、それにDEVO辺り。
素っ頓狂なインテリ、みたいな。
アタマの良いディッキーズみたいなカンジもちょっとするね(笑)

他のアルバムも聴いてみたいけど、それよりゴールデン・パロミノスが先かなぁ?


Down at Max’s

今日はGWの切符買ってきた。
今回は時間の関係もあってバスじゃなく電車。
久々に特急乗る。







この映画の公開スケジュール知って「観れる!」と楽しみにしてたんだけど・・・。
期間はバッチリだけど上映時間で断念。
隣りの新大久保に居るのになぁ・・・。








マクシズ・カンザス・シティの存在をはじめて意識したのはヴェルヴェッツのライヴLPだったのか、それともイギーがガラスの上を転げまわったエピソードだったのか、もはや思い出せないけど。

でも未だに、この歳になってもそのワードを目にしたり耳にしたりするとドキドキ、ワクワクするよ。
行ったことは勿論ないしタイムマシーンでも発明されない限り行けないけども。
C.B.G.B.と此処はずっと憧れの場所。

そうだ、タイムマシーンと言えば、俺には「もし、いつの何処に行けるとしたら?」の希望が明確にあって。
ずっと妄想し続けてることで何度も言ってることだけど少し前にツィッターのやりとりで久々に思い出した。

1972年のNYに17歳で行きたい。
ストーンズの『レディース&ジェントルメン』を体験して『トランスフォーマー』を彼の地でリアルタイムで聴く。
翌年には『ベルリン』、『ロー・パワー』やドールズの1stが出るし、20歳になったらC.B.G.B.とマクシズに入り浸る(笑)
欲張りだから他にもいろいろ妄想するけど、このシチュエーションがベスト。

でも、家で聴いたり観たり読んだりは別として出かけて観るなら今、起こってることを観たいからそっちを選んだ。
行きたいもの全部に行けないっていうか、かなり吟味して選択しなくちゃならないからね。

“かつて、あそこで”でも”いつか、何処かで”でもなく“今、此処で”だよ。

そうは言っても観たいな・・・。
70年代にドールズのファンクラブを運営してた赤羽貞明氏が撮影したシドの最期のライヴも収録されてるらしいし。

愚か者たちの歌』も『GOLDFISH』も『Pistol』も『GET BACK』も、この映画同様にダニー・ガルシアが監督を務めた『STIV』もまだ諦めないぞ。



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映画ではエレクトリック・チェアーズのバージョンが使われてるみたいだけど今夜はこっち聴こう。




ONE CHORD WONDERS

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数日前、ツィッターでパンク・コンピの話が出て思い出したのがコレ。

いつ頃だったかなぁ、コレ手に入れたの。
そんなに昔ではない。近年。
引っ越す前だったから6~7年前かな?
CONQUESTだったのは憶えてる。
確か、コレのすぐ後ぐらいにJUNGLE制作のNYパンク・コンピも買ったんだよ、なんだか片手落ちな気がして(笑)
こっちはRHINO制作、93年のリリースだね。
俺が手にしたのは日本盤。
森脇美貴夫のライナーと訳詞付き。

個人的なパンクのコンピ、ナンバー1が『BURNING AMBITIONS』なのは、ずっと、そしてこれからも変わらないと思うけどコレもいいな。
アルバム・タイトルとジャケのテキトー臭さは別にして(笑)
バンドや曲のチョイスは勿論、適量だから「聴くぞ!」って気合入れなくてもサラッと聴けると言うか。

俺的には1つのオムニバスに1つのバンドの曲が複数だったり1曲だったりは好きじゃないけど選ばれてるのが全部いいバンドの好きな曲だからあんまり気にならない。
ストラングラーズは1曲が「ノー・モア・ヒーローズ」なのは当然として、もう1曲は俺だったら「サムシング・ベター・チェンジ」を選ぶぞ、って思ったぐらいで(笑)

ちなみに『BURNING AMBITIONS』の次に好きなのは自分で作ったコレ(笑)
コレ、4年前だけど今、選曲してもそう変わらないかな?
アタマとケツに「BOREDOM」のイントロとアウトロくっつけたいね、『ANOTHER MUSIC IN A DIFFERENT KITCHEN』から持ってきて。







今日、聴いてあらためていいなと思ったのがコレ。
タイトル、歌詞、歌、演奏、どれを取ってもUKパンクそのもので。

アドヴァーツは単独作、持ってないんだよなぁ。
あっ、2ndアルバムはカセット・コピーがあったな。
久々に聴いてみよう.
そして1stを探そう。


おまえが嫌いだってことに気づいてくれよ、ベイビー


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先週の金曜の休日に新星堂水戸店の中古レコード市に行ってきた。

横浜のとあるレコード屋さん(出品してた)のツィートで開催を知ったというのが何とも時代だな。
新星堂に行ったのホントに久々で下手すると20年ぶりぐらいだよ。

そこで見つけてきたのがコレ。

『スウィンドル』のコロムビア盤。
帯、ライナー、ポスター(何故かシド抜きの3人の写真)、アンケートのハガキに至るまでの完品。
アンケート答えたくなるね、締め切り44年も過ぎちゃってるけど(笑)





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懐が寂しいから5000円までしか使わねえぞ!って決めてたら、行ってすぐ5000円のコレを見つけちゃったという・・・。
棚の中じゃなくディスプレイされてたからさ。

このコロムビア盤は後の、そして今現在も流通してる盤より収録曲が2曲多くて1曲のバージョン違いがある。
バージョンの違いはアタマの「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン・シンフォニー」のナレーションが入ってないところ。
現行盤に未収録の1曲は何度観ても映画のどのシーンで使われたか俺にはわからないオーケストラによるインスト、「ラヴ・イズ・ア・ソング」
そして未収録曲のもう1つがコレ。







76年10月にウェセックス・スタジオでデイヴ・グッドマンが録ったデモの1曲。
このLPにも入ってる「ジョニーBグッド」とか「ステッピング・ストーン」とか何故かカバーばかりやってるね、この時。

カセット・コピーで聴けてたし、92年に出て飛びついて買ったエリザベス女王に代わってダイアナ妃の顔に安全ピンが刺さったジャケの「プリティー・ヴェイカント」のCDシングル、ペテン臭いコンピ『カオス』、そして一昨年に出た『”76ー”77』と、今や3つも盤で手にしてるけど。

でもそういうことじゃないから。

スモール・フェイセズのアツいラヴソングを”LOVE”を”HATE”に変えただけで真逆な歌にしてしまったこの曲が大好きだから。

そうそう、他で聴けるこの曲と『スウィンドル』収録バージョンのちょっとした違い。
曲前の会話の有無。
コレはこのレコードでしか聴けない。
たった3~4秒ぐらいだけど(苦笑)
でも大事なこと、こういうのが。
あっ、「カモン・エヴリバディー」のシングル収録バージョンはどっちなんだろう?
手に入れようかなぁ・・・。

ちなみに曲終わりの会話はどれにも入ってる。

ジョニー「おい、ポール」
ポール「なんだよ?」
ジョニー「『NO FUN』でもやらねえか?」











 

世界で一番強い愛

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実は一昨日辺りから聴いてたのはコレじゃなくてタイマーズだったんだけど。
ツィッターでの嬉しくなるやり取りで思い出して。
やっぱりタイマーズは冴えててスゲーな、なんて思いながら。

でも一昨日、昨日と花見しまくってたら「そういえば、この時の武道館、桜が咲いてたよな」と記憶が蘇って。
間違いなく撮影したけど写真見つけられなかった・・・。



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4月18日かぁ。
随分遅かった、というか年々、開花が早まってきてて、このぐらいが普通だったのかな、この頃は。
何せ、31年前だもんね、もう。

肩慣らし的なMG’sのアタマの5~6曲も、後に個人的な特別の1曲となる「LIKE A DREAM」も、「トランジスタラジオ」や「つ・き・あ・い・た・い」も、そして勿論「ドック・オブ・ザ・ベイ」も良かったけど一番印象に残ってるのはこの曲。








クライマックスでのマイクなしの熱唱。
2階の天辺辺りに居た俺にもばっちり届いたよ。
生唾ごっくんして鳥肌立ったの憶えてる。

ドナルド・ダック・ダンもウェイン・ジャクソンもアンドリュー・ラヴももう居ない。
でも俺はまだ憶えてるよ、この時のことを。
ね、清志郎。



April Fool 2023

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昨日今日の連休は花見三昧の二日間だった。
タイミングも気候もばっちりだったな、今年は。









今年も無事、この曲に辿り着けた

トム・ヴァーレインのエモーショナルなギター・ソロが凄くいい。

♪魂が死んだように感じたら
  泥沼を歩いて通り過ぎればいい
  笑えば力が湧いてくる
  そうすればまた生きていける♪

「時々、目覚めて気分が良くない時がある。 
 落ち込んでいたり、老けたように思えたり、髪型が嫌だったり・・・。
 疲れてるとそんな馬鹿げたことを思ってしまう。
 そんな時は鏡に向かって無理矢理に笑顔を作るの。
 鏡に向かって微笑んでると笑ってしまう。
 だから辛い時は自分に微笑んでみて。
 自分自身が微笑み返してくれるから。」
(パティ・スミス 2009.07.30 ラフォーレ原宿にて)



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この曲をはにかみながら歌ってスタートした来日公演を観たのはもう10年前。
「次が最後」と言ったらしいアルバム、そしてそれを伴ってまた来てくれる日を待ってる。
その日を笑顔で迎えたい。
プロフィール

LA MOSCA

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