音楽の話がしたいのさ

だけど、あとひとつ それはロックンロール・ミュージック

2023年06月

RC、ミチロウ、NYパンク、ストーンズ、マシュー・スウィート、そしてTHE GOD
茨城の北端で半隠居生活中の老いぼれパンク(58歳)が書く音楽話

だけどSO 振りかえりはしないさ

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ひと言で言うと楽しいライヴだった。
それに尽きる。
こないだの日曜、6月25日に東高円寺のUFOクラブで観たthe GODの40周年記念ライヴの話。

1時間強ぐらい?
あっという間の全13曲。
笑顔が絶えなかった。
俺だけじゃない。
フロア全体が、それにステージ上も歓喜と祝祭のムードに包まれてた。

the GODの40年の半分、20周年アニバーサリーだった対バンのねたのよい、それと「MORE DODEMOIIZE」やオリヂナル原爆バージョンの「スローモーション」なども含めゴキゲンな選曲だったDJのTeT3がそれぞれに相互作用してハッピーでピースフルな空気を作り出してたと思う。



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セットリストは久々に旧曲の割合が高かった。
2014年の復活後の曲は5曲のみ。
それでも懐古的な雰囲気はしなかった。
「記念ライヴだから古い曲やろうか」なんて思ってないからだろうな。
あの日、あの曲たちをやりたいと思っただけなのかも。
”今”しかないんじゃないかなぁ、常に。
あれがあの日にしか聴けない2023年6月25日のあの瞬間のthe GODだったんだろう、チョンボも含めて(笑)

演奏内容の危なっかしさに関しては妙な懐かしさを感じたけどね(笑)
あー、GODってこんなだったなぁ、なんて。
まさかアニバーサリーだからって昔を意識してワザとルーズでラフにやったワケじゃないと思うけど(笑)
アニバーサリー・ライヴ!と気張らずに、リラックスして楽し気にあんなライヴをしてしまうのがらしいなと思った。





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強く印象に残った曲は個人的に久々に聴けて良次雄が2コーラス目も完璧に歌い切った「ROCK’N ROLL I.D.」とアンコールに予定してて一旦捌けるかどうするか決めかねてる様子の中、NONが唐突に歌い出したラストの「DODEMOIIZE」かな。
とりわけ後者は、その歌い出しでブッ飛んで頭カラッポになったよ、100%。



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ここからは俺の贅沢でわがままな個人的意見。

めちゃくちゃ楽しかったし不満なんて全然ない。
でも、5人のプレイがバッチリ噛み合った、鳥肌立つような、震えちゃうような、唖然としちゃうライヴがまた観たい。
今まで何度も何度もあったんだよ、そういう日も。

そういうのを対バンのファンや馴染みの薄い人や一見さんに見せつけてほしい。
ていうか俺が観たい。
まだまだ観れる筈。
それがいつ出るかわからないから、どうしても観たいなら欠席なんてしてないで毎回行かなきゃならないのかもしれない(笑)


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40年は無事通過。
来年は再始動10周年。
あっ、その前に来月のアースダムか(笑)
それから・・・。

まだまだ、もっともっと最新の”今”を見せてほしい。









How Are You & Your Rock’n Roll Heart?




昨夜、久々に会えた人たちやはじめて言葉を交わした人たちに混じって久々のこの曲を聴きながら、その場に居ない人たちのことを思い出してた。


2014年以降の仲間、もっと昔に一緒に観てたかつての友だち、言葉を交わしたことはないけどよく見かけてた人たち。

みんな元気かな?
そして今もロックンロールが好きかな?

それからラママで、代チョコで、地球屋で、ハックフィンで、シェルターで、ブッシュバッシュで、ショーボートでこの曲を聴いてた時のことも・・・。


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まだ途中だってNONちゃんが言ってたね。
続きが楽しみ。

the GOD、40周年おめでとうございます!




イヴ

01

2014.11.22.高円寺・稲生座





02

2015.03.21.国立・地球屋





03

2015.09.21.国立・地球屋





04

2016.05.04.国立・地球屋





05

2016.08.14.国立・地球屋





06

2017.05.27.今池ハックフィン






07

2017.10.22.下北沢シェルター





08

2018.01.07.新大久保アースダム





09

2018.02.16.東高円寺・二万電圧





10

2018.03.10.今池ハックフィン





11

2018.04.21.新大久保アースダム





12

2018.07.14.新大久保アースダム





13

2019.01.25.小岩ブッシュバッシュ





14

2019.03.23.横浜オレンジカウンティーブラザーズ





15

2019.09.15.高円寺ショーボート





16

2020.02.22.高円寺ショーボート





17

2021.12.10.高円寺ショーボート





18

2022.01.29.高円寺ショーボート





19

2022.04.22.高円寺ショーボート





20

2022.09.10.高円寺ショーボート





21

2022.12.04.高円寺ショーボート





22

2023.05.03.新大久保アースダム





23

2023.05.04.幡ヶ谷ヘビーシック





40年前は勿論、88年にも90年にも93年にも2007年にも2023年にこんなことになってるとは想像もしなかった。
あっ、10年前はちょっとだけ思ってたかな?
思ってたっていうか「NONと良次雄、また一緒にやってくれねえかな」って期待してた。
それにしてもこんなに続いてるとはね。

GWのヘビーシックで「俺とNONとキヨシが昔やってたのって実は1年ぐらいなんだよ。濃かったからそうは思えないけど」と良次雄は言ってた。
そのたった1年の28年後からの続きがもう9年も続いてる。

明日、その最新更新を蚕研究所跡地の道路挟んだ向かいに観に行く。

「弓野クンは何が好きなの?」
「ストーンズとパンク」
「ならGOD聴きなよ!」
下北にあったBERLINで先輩に言われたあの日から40年。

こんな日が来るなんてサイコーだよ。

SF映画二本立て

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こないだ、久々に『時計じかけのオレンジ』観たら思い出して。

『時計じかけ』(71年)の4年後(この時期の4年の差は時代の動き方を考えると今よりデカいと思う)だし、ジャンルというか内容的にも結構違うと認識してるけど何故かよく連鎖的に思い出す。

共にカルト・ムービーとして長年に亘って熱狂的に支持されてるから?
どちらにもグラム・ロックの雰囲気があるから?
それもあるかもしれない。
でも一番共通性を感じるのはインモラルさが大胆に表現されてるところ。
しかも敢えて、強く。
そういう部分にロック、パンクとの共通性を感じる。
劇中で流れる音楽関係なしに。

『時計じかけ』のインモラルがシリアスに、ショッキングに表現されてるのに対し『ロッキー・ホラー』の方は馬鹿馬鹿しく、ふざけて表現されてる印象。
”普通じゃなくてもいいんだ!というメッセージだ”みたいな評価があって、それは実際そうなんだろうけど、それより、良識派に対するガキっぽい挑発みたいなムードを個人的にはもっと強く感じる。
その辺が、この映画の直後に出てくるパンクみたいだなとやっぱり思う。

それとグラムに先駆けてた、或いは同時進行だった『時計じかけ』と影響された『ロッキー・ホラー』との違いはその(いい意味での)馬鹿馬鹿しさかな、とも思う。
ボウイやT₋レックスとクィーンやキッスとの違い、みたいな。
そういえば、ティム・カリー演じる主役のフランクルン・フルターはちょっとポール・スタンレーとかフレディー・マーキュリーっぽいカンジあるもんな(笑)

『ロッキー・ホラー』には熱狂的なファンが多いから畏れ多くてあんまり蘊蓄言いたくないと思ってたのに、ついつい癖でたくさん言っちゃったな・・・(笑)
俺はそこまで熱烈な想いはないけど普通に好き、音楽も含めて。




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ひたすら楽しくてノリノリな「TIME WARP」もカメラ目線でグラスに入った酒を投げつけるフランクンがサイコーな「SWEET TRANSVESTITE」も凄くいいけど今朝はオープニング・テーマのコレが妙に刺さった。
いい曲だよな、コレ。



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Tシャツとポスターはもう手元にないけどバッヂはまだあった。
うん、やっぱり大好き、ロッキー・ホラー・ショー。



ハラショー

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雨の休日。
梅雨だからねぇ。
その隙をついてゆめ吉の散歩に3回行けてノルマは達成。




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昨夜は久々に個人的な洋画トップ3に入るこの映画を通して観た。
コレは思い入れ強い人は多いだろうけど俺もご多聞に漏れず。




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俺は本が先だった。
映画をはじめて観た時、あまりの違和感の無さに驚いたよ。
ここまで無かったのは後にも先にもこの映画だけ。

本が62年、映画が(一番早かったアメリカで)71年末。
本は「ラヴ・ミー・ドゥ」が出た年で映画は『スティッキー・フィンガーズ』が出た年。
本はストーンズがデビューする前だし映画は『ジギー・スターダスト』より先。
そう考えると如何にこの内容が急進的だったかわかる。

この作品に込められた意味について考えることもある。
「俺はまるっきり治ったんだ」って台詞とかね。
ただ、正直言うと物凄く興奮出来るってことの方が大きい、俺にとっては。
そういう意味ではロックとかパンクとかと一緒だね。
カッコイイ。

衝撃的なヴィジュアルとかもあるから映画の方がわかりやすいし、どっちかって言ったら俺も好きだけど映画観た後でもきっと楽しめると思うから未読の人も本を読むといいんじゃないかな。
”あの”ナッドサット言葉にルビ付けたのも含めて乾信一郎の翻訳がとても良くてスラスラ読めると思う。




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この超有名曲にまったく別な意味を持たせてしまったの凄いよな。
アレックスの拍の取り方とかね(笑)








50年以上経過してもまったく古びないカッコよさ。
ハラショーだね。


今に何か嫌なことが、不吉な何かが必ずおきる

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83年2月19日、東池袋サンライズ・スタジオで収録された4曲。

俺はまるっきり失念してたけど、83年2月の15~16日に同スタジオで録音のカラオケ音源が存在することが『絶賛解散中!!』のDVDのライナーに今回と同じくいぬん堂の石戸社長によって記述されてた。

その流れで同スタジオで録った歌入り4曲が発掘されたってことなんだろう。

時期を考えると1月下旬~2月アタマにレコーディングされた『』なんだけど音の質感は、その前、82年12月レコーディングの『Go Go スターリン』に近いような気がする。
曲調もハードコアっぽいのは1曲ぐらいだし。
そう考えると『虫』がしっかりとコンセプトを持って的を絞って制作されたものだというのがわかる。

『ベト伝』でのJUNのギターは好きだけど、タムのギターに重ねたことに違和感を感じてた「Chicken Farm Chicken」(元タイトルの「キャプテン・クック・トロージャン」で収録)はオーバーダビング前のバージョンでそれがサイコーだな、とか。

「黄昏」は、そういえば『Newtone’s Oblige』のドラムもていゆうだったなぁ、と感慨深くなった、とか。

「あそこうらんでヨ」は「Nothing」の原曲だったことが先述の『絶賛解散中!!』のライナーで明かされてた「返事をしろ」を思い出させてくれたとか。



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タイトル曲になってる「首までアツレキ」は、なるほどちょっとフリクションっぽいな、とか。

聴いてて感じるのはそんなところ。

あとは『虫』の約半月後にコレが録られ、その半月後にタムは脱退してるんだなぁと気づいたり。
その合間合間に行われてたライヴでは叩いてたのに何故かレコーディングでは叩いてないケイゴを連れて・・・。

人気的にはピークで多数のファンの印象も一番強いであろう”みちろう/シンタロウ/タム期”がめまぐるしい速度で崩壊した時期。

もう1つ。
曲調やメンバーが変われど俺がザ・スターリンらしさを感じてたのは不穏さや不吉さだったということを再認識。
「電コケ」から「Fish Inn」までそれはずっと感じてた。
そこが他のバンドとの決定的な違いでのめり込んだ理由なんだと思う。

解散以降の長い長いミチロウの活動の中、そういう感覚はあまり感じれない時でもそれはそれで別ものとしてずっと(程度の差はあれ)好きで聴いてきた。
ただ、『死目祟目』を聴いた時にその感覚を強力に感じて興奮したのも事実。

宮西計三の描きおろしジャケ、いいんだけど個人的には『虫』にちなんで欲しかったかなぁ。
丸尾末広が描く怪盗黒頭巾の恰好をしたスターリンとか・・・。
イカレたファンの妄想だね(笑)












GONE DEAD TRAIN

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TV買ったのが嬉しくて最近はアマプラで映画をちょくちょく観てる。
新しめのヤツね、絵が綺麗だから。

こないだはコレを観た。







コレは原作が大好きで「映画はそれ以上だった!」なんては思わなかったけど、それでも十二分に楽しめた。
「原作と違う」とか「新幹線で東京から京都まで一晩かかるなんて」とか言うのは野暮。
だって日本人が書いた小説で日本が舞台とはいえコレ、ハリウッド映画だから。

緻密に絡む人間関係とその伏線の回収で感じるカタルシスは原作を踏襲してるし役者もいい演技してるよ。
ブラピはやっぱりいいし、王子は上手く原作から変化させてたと思う。
とりわけ檸檬とみかんのコンビは原作で思い入れの強いキャラだったから、最初こそさすがに違和感あったけど全キャストで一番よかったかもしれない。


「トレイン・ケプト・ア・ローリン」は原作の時に使ったし、「シルバー・トレイン」つっても白い列車だし、ブルーハーツもなぁ?なんて考えててコレをこじつけることにした。








愛すべき”ロックの二等兵”(by吉田健)THE PRIVATESの89年作『SPEAK EASY』の冒頭を飾る曲。

フロントマンの延原達治も認めてたけどプライベーツって「俺がミックでお前キース」な”ロックごっこ”ノリで始めた頃の無邪気さを延々と保ってる稀有なバンドだと俺は思ってる。
メジャー・レーベルを離れた94年以降の作品は聴いてなかったけど20年ぶりに聴いた『Les Beat high-fi mono』も驚くほど変わってなかった。
音楽性が、というより無邪気さが。

”何々の影響を感じる”とか元ネタ探し的な聴き方はバンド・サイドもファンも喜ぶ人ばかりじゃないとは思うけど、このバンドは喜々としてわかるようにやってる気がする。
「俺たち、こんなの好きなんだよ。どう?いいだろ?」的なカンジで。

そういうところが俺がプライベーツの好きなところ。
「俺もお前もロック馬鹿!」みたいな。
親しみを感じちゃう。






同アルバムにはもう1曲、ケツから2曲目にトレイン・ソングが入ってる。
コレ、プライベーツで一番好きな曲かもしれない。

リリース当時は直接的で煽情的な平歌のところの歌詞がいいなと思ってたけど、今聴くとサビがいい。
「そんなこと言ってる自分はどうなんだ?」って自問自答する最近の気持ちにリンクしてて。
意外と深かったんだな、延ちゃん(笑)

俺も生暖かい風に吹かれながらも行けるとこまで行きたいよ。

33年目の6月4日に

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今日の幡ヶ谷ヘビーシック行きたかったなぁ。
今頃きっと・・・。
2014年の復活後、東京(近郊含めて)で初の欠席。
とうとうこんな日が来ちゃった。
自分の都合もあるけど、それだけ活発に活動してるってことだからいいことだと思おう。
観たかったけどね、ライヴだけじゃなくエキシビジョンも・・・。




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このレコードはぴったり1ヶ月前、幡ヶ谷に行く前に北浦和に寄って見つけてきた。

スティーヴ・ベイターズのソロ作品は『THELORD AND NEW CREATURES』~『LAST RACE』~『L.A.L.A.』~『DISCONNECTED』の順に聴いてきた。

『LAST RACE』はともかく他のはどういうことなのかよくわからずに・・・。
まずシングルが出て『DISCONNECTED』が出て、他はこの『L.A.CONFIDENTIAL』含めてデモ曲などを足したりした編集盤、ってことでいいんだよね?

『L.A.L.A.』には、LORDSの活動を経て87年にリリースされたシングル2曲が79~80年の『DISCONNECTED』までの曲に追加して収録されてたけど『L.A.CONFIDENTIAL』には、更に同時期の音源と思われる曲が2曲追加されてる。













シングル2曲はカバーだったけど、この2曲はスティーヴ作曲。
どっちもねばっこいギターリフがカッコいい曲だけど声がスティーヴじゃない気がする。
歌い方はスティーヴっぽいんだけど・・・。
誰か他のヤツが歌った仮歌バージョン?
真相を知りたい。
ちなみにシングルにはブロンディやイギーのツアーメンバーだったフランク・インファンテ、イジー・ストラドリン&ジュジュハウンズのジミー・アシュハースト、そしてチャーリー・セクストンらが参加。

スティーヴのレコードは持ってないのまだまだある。
もっともっと欲しい、いくら曲だぶっても。

ハイダウェイ

自分がいかに不当な扱いを受けてるか
自分がいかに恵まれてないか
よく、あんなにずっと言い続けてられるよなぁ。

仮にそれが事実だとしても100%ってことはないんじゃないかな?
自分に原因はないのか?
俺はそう思えるようになりたい。

気を取り直そうとSNSを開くと誰かの失態を待ってましたとばかりに叩くヤツらの大行進。
よく、あんなに素早く対応し続けられるよなぁ。

人の趣味趣向にケチつけたくはないけど俺はそこに楽しさを見いだせない。
名無しの卑怯者にはなりたくない。

ー悲観的な見方を抹殺したい
陰気なヤツらは死ねばいい
何が悪いと訴えるのは簡単だ
でも、そんな話を一晩中聞きたくはない
人間睡眠薬みたいなヤツらも居るってことさー

ルー・リードの言うとおり。








俺は触れなきゃならない
誰にも踏みにじられてない大地に
だから行くんだ
太陽が金色に輝き
命の存在する場所へ
俺の国は大企業にレイプされちまった
コンクリートが剥き出しの欲望とTVの王様を曝け出す
それが何だ?とヤツらは言う
それが嫌だと俺は言う
外で子供たちの声が響いてる
アイツらの声が聞こえることが
俺の至福
おまえの正直な顔
穏やかで飾らない品格
おまえのことだけは諦めない
それは本物の隠れ家
本物の



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今日の午後、アタマの中で鳴り続けてた曲。

イギーのアルバムの中でも好きじゃない方のアルバムの大して思い入れもない曲。
ボウイが作った86年当時の最新サウンドがちょっと古臭く聴こえる。
だけど何故か頻繁に脳内再生される。

暗中模索の時期(それはそれで凄くいいし大好き)を潜り抜けて光の当たる場所へ出て行こうとするイギーの正直な心境が歌われてるんだと思う。
イギーの詩はいつも、どんな時期も誤解しようのない程ストレートでサイコーだ。

2年後ぐらいをメドに開業を計画中のコーヒー屋の店名、HIDEAWAYにしようかな?
また奥さんに却下されちゃうか?(笑)







Careful Careful

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昨日、驚いたってほどじゃないけどちょっと意外だったのは”『マーキー・ムーン』より『アドヴェンチャー』の方が好き”って人が結構居るんだなってこと。

俺は圧倒的に『マーキー・ムーン』なんだよなぁ。

でも、作品としてのグレードの高さという点ではその意見を譲れないけど、それと好みはまた別の話だからね。

確かに聴きやすさということで言えば『アドヴェンチャー』かもね。
身構えずに、気を張らずに聴けるというか。
聴いてて疲れないというか。
『マーキー・ムーン』には隙がないからな。
全編に亘って張りつめてる、みたいな。

それと比べると『アドヴェンチャー』は緩いというか穏やかというか。
ポップで分かりやすくなった、と言えるかもしれない。

何と言うかジョン・ケイル期とダグ・ユール期の違い、或いは『女たち』と『エモーショナル・レスキュー』の違い的な。

「グローリー」は「プルーヴ・イット」、「フォックスホール」は「フリクション」、「エイント・ザット・ナッシン」は「シー・ノー・イーヴル」と『マーキー・ムーン』の収録曲が脳裏を過る曲もあって、それなら『マーキー・ムーン』の曲の方がいい、なんて俺は思ってしまうけど、そういうふうに考えなければもっと楽しめるのかも。









こういう曲は『マーキー・ムーン』には無いかな?
初期からあった曲らしいけど。
それこそ穏やかさが上手く仕上げられた曲だよね。
たぶん『アドヴェンチャー』で一番好きなのはコレ。
ていうかテレヴィジョンの曲で最初に聴いた曲だと思う。
ラジオで。
渋谷陽一のサウンドストリート。
サビのメロとトム・ヴァーレインのなんてことないギターソロがとてもいい。

「Mi Amore」、「Hold On Love」、そしてタイトル曲などがレコーディングされたもののボツになったらしいけど、それらが収録されてれば俺のこのアルバムに対する想いも違ったかなぁ?

いや、でも、そしたらどの曲を外すんだ?
外す曲が思い浮かばない。
なんだ、結局、好きなのか、『アドヴェンチャー』(笑)
プロフィール

LA MOSCA

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