大寒波がやってくる ヤア!ヤア!ヤア!ってカンジだね。
なんとか生き延びたいな、少なくとも3月10日までは(笑)

ブログを辞めてた間、つったって、実質1ヶ月ちょいぐらいなんだけど(笑)、その間に入手した音源のことを続けて書いておくかな。

まずはコレ。


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RICHARD HELL & THE VOIDOIDSの1stアルバム、『BLANK GENERATION』の40th アニヴァーサリー・デラックス・エディション。

昨年秋ぐらいに出たのかな?コレは。
何となく普通には買えないのかな?と思ってたんだけど年の瀬に無事見つけて購入。

仕様はオリジナルLPのリマスター盤とレア・テイク12曲をまとめたボーナス・ディスクの2枚組。

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ヘルのこの手のブツは、今世紀入ってからの『TIME』や『SPURTS』はじめ、どれもとてもいいけど、微妙な出し惜しみ感があって、「もう少し入れろよ!」って思う、いつも。それはこのアルバムでも同様。

収録時間的には1枚に収まる量だけど、2枚に分けたのはアナログ主体の構成だったってことのような気もする。

アルバムのプリプロと思わしき、スタジオバージョン4曲。
C.B.G.B.での76年11月2曲、77年4月3曲のライヴ・テイク。
ORKの1stシングルから「アナザー・ワールド」
2000年、配信のみだったオリジナル・ヴォイドイズ再結集の「OH」
そして、77年、サイア―・レコード制作のアルバムCM。

コレがボーナスディスクの概要。

‟ORKシングル入れるなら1曲と言わず全部入れろよ”とか‟ライヴ5曲は少ねえぞ”とか、いろいろ思うけど、それでもすごくいい。まったくもって素晴らしい。

スタジオものは冒頭のキメの2曲、「LOVE COMES IN SPURTS」と「BLANK GENERATION」が若干、音質落ちるけど(「SPURTS」の方は予想通り、昨年入手した昔のコンピと同テイク。しかも、そっちの方は音が良い)、それもまったく問題なし。ヘルのファンなら十二分に満足出来るレベル。
特に「SPURTS」は唄の後ろでもクドめにリードを入れるロバート・クワインのギターがサイコー。

ライヴ・テイクも前半のキメ2曲より後半3曲の方が音が良い・・・。
でも、コレもサイコー。
SPURTS」のイントロのマーク・ベルのドラムの忙しないカンジと「BLANK」のイントロのアイヴァン・ジュリアンのリフ(そう!リフはクワインではなくアイヴァン!)の汚い音色に鳥肌立ったよ。

LPリマスターのディスク1は「DOWN AT THE ROCK AND ROLL CLUB」がCD化の時に差し替えられたのが元テイクに戻されてるのがグー。
この曲は元テイクの方がカッコイイ。
差し替えられたテイクって、ボーナスディスク収録のスタジオ4曲と同じプリプロものじゃないかなぁ?俺の想像だけど。



76&77年音源の後、唐突に入ってる2000年にオリメンが集結して残されたオリジナル・ヴォイドイズ、最後の曲。
クワイン、アイヴァン、マークの熱い演奏に乗るヘルのへなちょこぶりに磨きがかかった唄とベース(笑)絶対、昔より下手になってると思う(笑)

でも、コレでいい。これでこそ、リチャード・ヘル。

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昼間はまずまずだったんだ
 あれこれ試してみてさ
 でも、何故か不安を、哀しみを感じるんだ
 ヤケになってマットに顔を沈めてる

此処がヴォイドイズの‟辿り着いた場所”