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3分18秒の辺りで転調するところで鼓動が激しくなって、3月下旬というまだ肌寒い季節だったにも関わらず汗が噴き出てきた感覚は、「STRAW MAN」の最初のサビの後の「Yes!」の一言で背筋がゾッとした瞬間と共に未だ鮮明に憶えてる。

96年ってことは、もう22年も前の話。ちなみに「STRAW MAN」は89年。
96年は結婚してはじめて住んだアパートで。
89年は今は無き実家の底冷えのするあの四畳半で。

♪新しい自己が産まれ、別のひとりは死んだ
 俺は新しく見つけた男を受け入れ、黎明によろめいている♪

俺も今、そんな気分なんだよ、ルー。

俺は自分の葬式はやってほしくないと考えてるんだけど、それに近いようなことをもしも、してもらえるなら最後に流してほしいのは「NEW SENSATIONS」なんだ。

死は生の対極ではなく生を突き抜けることだと思うから。
最後にあるのは壁ではなくドアだと思うから。
ドアを開けたらルーにまた会えるかな?