「『メタル・マシーン・ミュージック』以外の自分のアルバムはどれも好きじゃない。
時々、眠るために聴いたりする程度だ。
何で他のは好きじゃないかって?
それは『メタル・マシーン・ミュージック』じゃないからだ」
記憶するルー・リードの発言で3本指にはいるくらい好きなのがコレ。
この3年後に『テイク・ノー・プリズナーズ』をリリースした時には
「もし俺が明日死んだとして、後々まで残しておいて欲しいのは、絶対に『テイク・ノー・プリズナーズ』だ」
と言ってたのもいいなぁ。
茶化したりはぐらかしたりしてるワケじゃないと思う。
言ってる時はたぶん100%本気。
何故なら、ルー・リードは常にやりたいことをやりたいようにやってきた人だから。
ちなみに後年にはこうも。
「アレは巨大な‟クソくらえ”だったんだ」
「俺は本気だった。でも同時にラリってもいたんだ」
サイコー。
はじめて聴いたのは20歳くらいの時だったと思うけど、その頃と違って聴こえるのは‟耳が肥えた”と言うより‟耳が慣れた”って方が正確な気がする。
ソニック・ユースやらボアダムスやらジザメリやらマイブラやら聴いた後だからね。
このアルバムってタイトルもいいよな、中身に合ってて。
つまんないヘビメタよりよっぽどメタリック。
あっ、ルー・リード発言で、たぶん一番好きなヤツ。
「ホントのルー・リードを知りたいか?
じゃあ回れ右して。そして前かがみになれよ」
カッコイイ。