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このアルバムはレコードでは長年に亘って愛聴してきたけど、CDは昨年暮れに友人の店で見つけてきたばかり。

タイトル曲がベスト盤とかに入ってるし、それでいいかぁってカンジがあったから。
でも、見つけたから。安かったしね。

2006年のリイシュー盤らしい。
2003年のベスト、『NYCマン』同様にエミリー・ラザーなる人物がリマスタリングしてて、分離がぐんとよくなった音が聴き心地いい。

そして、よく認識してなかったけどボーナストラックが6曲も入ってた。
アルバム自体が8曲だからかなりのヴォリュームアップだよね。
シングルのB面曲1つにデモ・バージョン5曲。
3曲はボックスに収録されたことあって聴いてたけど残り3曲は初聴き。

初聴き3曲+既発の「DOWNTOWN DIRT」はダグ・ユールが居て、プロデューサーがスティーヴ・カッツの前作『死の舞踏』から継続した75年1月のレコーディング。
音作りもヴォーカルのカンジもちょっと違ってて面白い。
残りの2曲はデータからいって、アルバムと同時期にレコーディングされたものだろうね。









何と言ってもこのタイトル曲なんだよなぁ。
断トツにずば抜けてると思う。
もしかすると俺のナンバー1フェイバリット曲かもしれない。

♪But Remember That The City Is A Funny Place
  Something Like A Circus Or Sewer♪

このフレーズがずっと大好きで忘れられない。

他のアーティストを聴いても感じない、ルー・リードを聴いた時にだけ感じる感情というのが俺にはある。
その感情を言葉に出来たことはないし、しようとも思わない。
無理に言葉にすると台無しになる気がするから。
その感情は特別で大事なものだから、俺には。

それにしても『メタル・マシーン・ミュージック』の次がコレなのも凄いな。
レコード会社とかにソフト路線を強要されたワケじゃなく強い本人の意向らしいし、ホントに奥が深いよ、ルーは。
だって、真逆に振り切れてるもん。



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レコードはジャケットがボロボロになっちゃってるから、もう1枚欲しいな。
ミック・ロックの撮った、この写真がサイコーに好きだから。