”世界で最も売れたアルバムの1つ”を聴いてる。
フリートウッド・マックの『噂』、サタデー・ナイト・フィーバーのサントラ、ボディー・ガードのサントラ、イーグルスのベストと同程度、およそ5000万枚売れたらしい。
上に居るのは『スリラー』の1億枚ぐらい。
♪金ってサイコーだな
しっかり掴んで離すなよ
新車、キャビア、四つ星ホテルの白日夢
フットボールチームを買おうか
自家用ジェット機を持とうか
金って罪なもんだよな
公平に分けなきゃならない
でも俺の分け前は渡さないぜ
金は厄介の元
いくらあってももっとほしい
全然足りねえよ♪
この曲がここ何日か脳内プレイヤーで何度も鳴ったから。
近年、充分足りてるのに莫大な金額に強欲な人に対する嫌悪感を強く感じてる。
その思いは日々強くなっていく。
そんな人たちが増加してることに比例して。
そりゃあ俺もほしいよ。
綺麗ごとを言いたいワケじゃない。
レコードとかたくさん買いたいしライヴもたくさん行きたいし。
でも強がり、負け惜しみかもしれないけど必要以上には要らない。
というか金のことばかり考えなきゃならなかったり金のことに時間を割かれるのが嫌。
かつてジョン・レノンは「俺が金持ちになって有名になったら父親が戻ってきた」と言った。
キース・リチャーズは「金なんて持ち過ぎか少な過ぎのどっちかさ。ちょうどいいヤツなんて居ない」と言った、と思う。(記憶が曖昧。確認出来ず)
ルー・リードは「ズボンを下げてケツの穴に金を隠して捕まる政治家がもう一人必要なヤツは居るか?」と歌った。
町田町蔵は「仲間の話すことはセコいことばかり。金と女と金と正義と金とロックと金とサッカー」と歌った。
清志郎、じゃなかった、ゼリーは「そんなに金集めてどうすんだい?」と歌った。
どれもわかるし、もっともだなと思う。
でも俺が一番共感するのは昔、遊びに来た友だちが「金ほしいよね」と言った時の「月にあと3万ほしい」というウチの奥さんの返答。
リアル過ぎ、生々し過ぎと友だちは笑ってたけど、俺も、特に今はそんなふうに思う。
実際は俺もチマチマ、4桁どころか3桁単位で考えざるを得ない暮らしをしてるけど出来る限り、考えないで済ませたいな。
ボロは着てても心は錦を目指そう。